こんにちは。踊り子が至る所で大活躍していますね。火力の高さや必殺の強さもさることながら、補助スキルが完璧で高難易度適正が高いです。
ただ、行動回数が多くて忙しい上にバフ管理もあって、活かしきるのはなかなか大変ですね。自分の下手さに絶望しながら、たまに踊ってるドラクエ10の日々です。そろそろ踊りの練習をしたくなったので、左手の武器は何がいいのか考えていきます。
長くなるので先に結論を述べておくと、蠍においては明確に左手扇の圧勝で、デルメゼだと両手短剣の方が若干強いかな。以下考察しながら理由を述べていきます。
まず二刀流の仕様の中で、踊り子を扱う上で重要なものを。
・武器についてる素早さ等のステータスUPは同じ武器種を両手に持っていても加算されないが、違う武器種の場合は加算される。
例:セーラスダガーの素早さ40アップは、両手に持っていても40しか上がらない。右手セーラス左手ガルーダの場合は、40と65が加算されて素早さが105上がる。
・特技による状態異常付与は左手分の追加ダメージにも判定があるが、基礎効果や錬金効果による攻撃時~%で毒等には判定がない。
例:ヴァイパーの毒付与は左手分の攻撃でも判定があるが、エレガントポイズンの基礎効果や腕錬金の毒には判定がない。→毒付与目当てで両手ポイズンにする意味はない。
・闇オーブの極意ダメージアップは、左手も対応武器種の場合のみ反映される。→特技倍率は短剣二刀流の方が高くなる。
・短剣スキルの110P効果(毒状態の相手にダメージ+150)は、左手がなんの武器であれ左手分にも加算される。→左手分の最終ダメージは、極意が乗る分特技倍率が高い短剣 vs 基礎攻撃力が高い扇の構図になる。
・扇と短剣スキル150P効果(状態異常成功率UP)は、同武器種を左右に持っていても一個分しか反映されないが、扇短剣二刀流の場合は二重に加算される。→状態異常成功率を上げたい場合は、短剣扇二刀流を推奨。
以上の点を踏まえると、短剣二刀流のメリットは極意が左手分にも乗ることのみと言えますね。左手扇のメリットは、状態異常成功率や基礎攻撃力重視等と多岐にわたります。
で、重要なのは実戦において左手短剣と扇でどれほどの差になるのか?だと思いますが、これは相手の守備力次第です。ダメージ計算式の関係で、守備力が高い敵ほど基礎攻撃力の恩恵が高くなるからです。
そして、タナトスハント自体が特殊な技で。毒状態かそうじゃないかで雲泥の差になるのでわかりやすいですが、タナトスは毒状態時の追加ボーナスがメインです。タナトス極意はここの毒ボーナス枠に加算されてしまうので、相対的に他の極意よりも弱くなっています。
さらに具体的な話を持ち出すと、現在踊り子が主流で活躍しているのはデルメゼ3(守備力1100程度)スコルパイド4(守備力1200前後)になりますが、この2匹はかなり守備力が高いです。バイキルト状態で短剣の方が扇よりも数ダメージから数十ダメージ高い程度しか変わりません。しかも、これらは短剣スキルのみに限った話で剣舞は左扇の方が強くなりますから、さらに差は縮まります。
デルメゼは比較的毒維持が容易なので、差し込みのプロかつ毒腕に右手ポイズンなら短剣二刀流の方がダメージは出るかなと思います。ただ、蠍に関しては守備力の高さや毒耐性の高さに毒解除の多さを考えると、短剣二刀流が左手扇に期待値で勝てる可能性は皆無と断言できます。
もちろん最終的には運としか言えないので、短剣でも毒付与に1発で成功し続ける時があれば扇でも失敗しまくる時はありますから、超絶上振れ重視なら短剣二刀流も間違いではないですけどね。デルメゼに関しても、毒装備を揃えた上でノーミスでしっかり差し込みし続けてる前提でようやく短剣二刀流の方が強いかも?程度なので。他の場所だと封印ダンスやスリダガが刺さってたりするし、基本的に踊りは右手短剣左手扇がベストと言えるでしょう。
以上をもって再度結論。現時点での物理踊り子は、右手短剣左手扇が全ての局面においてほぼ優勢です。ごく一部の強者や前提に限り短剣二刀流の方が強くなる場合はありえますが、大差をつけて左扇より強いことはありえません。短剣二刀流をする場合は、明確な意義があって採用しないと左扇の劣化でしかないので注意しましょう。
以下参考文献
http://pan1946.com/archives/16976
https://hiroba.dqx.jp/sc/topics/detail/9ef2ed4b7fd2c810847ffa5fa85bce38/