エンゼルスライムと魔王系のタロットを外す選択肢は白箱等の超短期戦に限ってしかないので、基本は何かを入れることになります。
・エンゼルスライム
このタロット自体に特殊効果はないですが、エンゼルのみちびきを使うと確定でオーラが宿るので、オーラで強いものを1枚セットすると強く使いやすいです。また、CTが60秒で比較的短く再使用しやすいので、魔術師審判太陽戦車星など何度も使いたいものを持ってくる動きも強いです。わたぼうと同じくカスタマイズ性がとても高いので、エンゼルに何を使うかは腕の見せ所だと言えるでしょう。
魔王のいざないは、5枚以上デッキに魔王系タロットがあると手札に入るカードがランダム4枚になって絵柄が揃わなくなるので、基本は4枚に絞って絵柄を合わせられるように運用します。例:悪霊3枚+バラモスゾンビ 三悪魔+デュラン 四諸侯など
魔王のいざないで呼べるタロットは最大4枚なので、幻界の四諸侯以外を採用する場合は追加でもう1枚必要になります。出張枠ですね。セット効果の説明と、単体での説明を同時にしていきます。
悪霊の神々シリーズ
・バズズ
テンション消費なし50%で単体では使いどころが難しいですが、恋人型であれば悪くない効果ですね。使うなら、テンションを活かせる攻撃系アルカナ一択です。
・アトラス
会心率30%アップで、バズズと違い自己完結しているので単体でも使いやすいです。こちらもバズズと同じく、使うなら攻撃系アルカナ一択です。範囲攻撃では会心率が敵の数だけ頭割りされてしまって活かしにくいので、単体攻撃系アルカナの方が相性は良いです。
・ベリアル
オーラが宿った時にテンション5を上げる効果。占い師は必殺のゾディアックコードを使えば全てのタロットにオーラを宿せるので、ベリアル単体でも必殺込みでなら自己完結出来ます。オーラを宿してテンションを上げるのが目的で使うのが目的のタロットではないので、キープしやすいのが利点。とっさに使いたい世界審判女教皇太陽などをセットしておくのにおすすめです。
悪霊の神々の利点は使いやすさですね。シンプルイズベストの性能をしているので、デッキ構築が複雑な占い師にとってコンセプトが明確なのはとても良い点です。
魔王のいざないを使う→ベリアルの効果でテンションが上がる→バズズのテンション消費しないが発動するのを祈って攻撃する→リバートハンドを使って再度ベリアルのテンションを発生させる→またバズズを使う→最後にアトラスで追撃。毎回決まってこのムーブしかあり得ないのが悪霊の神々です。バズズのテンション消費が発動しなくても、確実にベリアルのテンションアップが2回発動するので安定感も高いのがいいですね。ベリアルが切る必要のないタロットなのも、審判キープ等をしやすくて安定感に拍車をかけています。
欠点としては、魔王のいざない単体で使う場合の火力期待値は安定して強いものの、ワイルドカード使用時の期待値は高くないことですね。バズズのテンション消費しない50%を引き続けるか、アトラスの会心30%を引き続けるかしないといけないので。ぱっと見すると、バズズもアトラスも確率発動でギャンブル色の強い上振れ用に思えますが。実際はその真逆で、魅力は安定感であり、欠点が上振れ力の低さです。
また、ベリアルにフリー枠のアルカナをセットしたいのですが、魔王の後にエンゼルの導きを使うとベリアルが消えてしまうこともネックですね。この仕様はタロットの仕組みで解説していますが、そこまで考慮するのであれば、アトラスに補助系をつけないといけないこともありえます。