伝説の三悪魔シリーズ
・キングヒドラ
オーラが宿った時にダメージと回復量が大幅アップ。ダメージ計算式の関係で、おおよそ1.3倍~1.4倍ほどになります。単体だと使いづらいので、悪霊シリーズに出張させることはないですね。太陽か攻撃系のアルカナをセットするのがヒドラを活かすなら強いですが、完全サポーターやデバフに割り切って星や魔術師などをセットするのも悪くはないです。
・バラモスブロス バラモスゾンビ
どちらも全く同じ効果で、どちらもスウィートバッグと同じ効果です。30%で手札を消費しない。攻撃系アルカナを乗せて消費30%にかけて上振れを狙うもよし、キープし続けたい審判や回復系アルカナを乗せるもよし。魔王系では格段に単体で使いやすいタロットです。
伝説の三悪魔の利点は、対応力ですね。悪霊の神々が攻撃型しかあり得ないのに対して、こちらは型問わず採用できる柔軟性がウリです。
ヒドラの回復量アップを活かして実質ベホマズンの太陽をしてもいいし、星や月をセットしてデバフ特化もいいし、もちろん攻撃系で固めてもいい。何をしても強く使える点がいいですね。ブロスとゾンビが汎用性の高い基礎効果なのも、この路線に合っています。
また、キングヒドラがワイルドカードと相性抜群なのもいい点です。回復でも攻撃でも強く使い続けられるので、必殺を引けた時の爆発力が安定して高いので魅力的。
欠点としては、必殺以外での期待値が低めなことです。純粋な攻撃運用では悪霊に劣るし、ヒドラのオーラがなくなってしまうと実質効果なしなので、ゾンビブロスから入って手札を消費してしまった場合のパワーダウンも大きい。総じて、何でもできる代わりに器用貧乏になりがち。
幻界の四諸侯シリーズ
・デュラン
HP満タン時に確定で2回発動する効果。HP満タン時の制限はあるものの、確定で追撃が発動するので単体でも強い効果です。作るのは大変ですが、出張性能も高い優秀な一枚。セットするアルカナは、攻撃系や魔術師など追撃の恩恵が高いものが良いですね。
・グラコス
手札に入った時に自身のHPとMPを10%ずつ回復する効果。モッツアレーラの上位互換的な感じです。占い師はMP消費が少なく燃費の良い職業なので、グラコスを採用していればMPが切れることはほぼないと思います。魔王のいざないの数合わせついでに、MP補給も出来る点が特筆して優秀です。MPに困ったらグラコスさんを頼りましょう。
・アクバー
手札に入った時に自身のHPを30%回復する効果。魔王のいざないを使った直後に死ににくいのは純粋に使いやすいし、デュランの追撃条件を満たす上でも相性が良い効果です。
・ジャミラス
HP満タン時に回復力が2倍になる効果。回復効果があるのは太陽と女教皇のみなので、効果を活かすなら実質この2枚専用になります。特にエンド用戦車型の女教皇枠として優秀です。具体的には、レプラコーンやパラライズをくらった味方に対してジャミラス女教皇を使うことで、対象のHPを満タンにしつつ状態異常も治せます。太陽でも効果は発揮できますが、全体回復が欲しい場面で自分のHPは満タンでも他は回復が必要なほど減っている、という縛りが厳しめの条件になってしまうので、活かしやすいのは女教皇だと思われます。
幻界の四諸侯の強みは、とにかく死にづらいことですね。魔王のいざないを使う度に自身のHPが40%MPが10%回復するので、特に魔王に回復系のアルカナを採用しない場合に使いやすいです。
HPが満タンならという条件はあるものの、デュランの爆発力が高いのも良いですね。リバートハンドで使っても強いし、ワイルドカードで使っても強い。ジャミラスの回復効果を強く使いやすいので、ヒーラー運用にも向いています。
欠点としては、アクバーグラコスジャミラスの3枚が腐りやすい効果にはなるので、全く意味のないタロット複数枚を呼ぶだけになってしまうことがあることです。そして、デュランは単体の出張でもオーラなしで使って強ければ、ゾディアックコードとワイルドカードを使えば効果を遺憾無く発揮できてしまうので。四諸侯を使わずに、デュランだけ三悪魔や悪霊に出張させたら良くない?となりがちです。
特に攻撃的な運用では、悪霊の神々の欠点がワイルドカードとのシナジーの低さだと前述しましたね。そして、デュランの強みは単体でもワイルドカードとのシナジーが高いことだと述べました。つまり、悪霊にデュランを入れる形が攻撃面では最もバランスよく強いわけです。サポート型の運用でも、三悪魔にデュランを入れ魔術師をつけた形が強いです。良くも悪くもデュランが単体で強すぎるせいで、四諸侯でなくても良いとなってしまいやすいのが欠点。