かるみんの冒険日誌

 続きです。

 隠者がこれからメインヒーラーとして不動の地位を築いていくだろう。こう予想される状況にあって、隠者と相性が良いかどうかが他職業の今後も左右する可能性が高い。その観点から見た時に、どの職業がより影響を受けたのか、を語ってみる日誌です。


 占い師は、隠者と相性が良いです。隠者が皇帝オーラをレボルと精霊の鼓動で活かせること、力がさみだれうちをするので活かせること、世界が呪文対策手段のない隠者と補完性に優れること、教皇が隠者の自動回復路線と噛み合うこと、隠者のヒーリングとアミュレットのバフが戦車の火力を上げてくれること、隠者に足りていない状態異常回復を女教皇でケアできること。

 こうして書き出してみると、隠者と占い師はとても相性補完に優れているのだなと思います。隠者がメインヒーラーなら、イコール占い師がどこで使っても強いことにもなるので。今後は、占いの出番も増えていくかもしれませんね。



 アタッカーとしては、戦士 パラディン 武道家 まもの使い 魔剣士が隠者と相性が良いです。全職に共通していることは、耐久性に優れていることが挙げられます。隠者の強みは自動回復による回復力の高さで、欠点は即死攻撃にはなす術がない点です。以上のことから、死に辛いアタッカーが軒並み評価を上げていくだろうと思われます。

 タイムリーなノクゼリア戦ではまさにそうですね。バトマスが耐久力の低さから外されて、耐久力に優れるパラディンがテンプレ入りしたのは記憶に新しいです。

 7.3に書いた職業評価では、鎧職は不遇気味だと述べていましたが、今後は鎧職がこぞって評価を持ち直していくのではないかと私は思っています。

 戦士はかばうと真やいばがあるので、ガーディアンと並んでパーティ全体を守る力に長けているし。

 パラディンは、槍なら無属性で基礎火力が高いのと、大防御やパラディンガードで1番死に辛いのが強いし。

 魔剣士は、ヴェール発動中は被ダメ軽減される関係で耐久力が高い方だし。また、闇属性攻撃主体な魔剣士の要であるダークマターの成功率を、デュアルブレイカーで補強できる点も隠者と相性が良いです。

 鎧職ではないものの、武はテンション受けや状態異常が治せない隠者との補完に優れる不撓不屈を所持しているのが大きく、評価を更に上げたと思います。ちょっと武は万能すぎますね。

 まもの使いは、安定のHPリンクで耐久力が高い枠です。


 逆に、隠者と相性の悪いアタッカーは、耐久力が低い職業になって来るでしょう。それがバトマスと踊り子です。どちらも基礎ステータスの守備力HP共に低いし、防御面で優秀な特技も有していません。

 踊り子は特に致命的で、代名詞であったララバイが隠者とは噛み合わせが悪いです。ベホマラーとララバイで二重に回復できることが、今までは敵の猛攻を耐えるのに一役買っていました。しかし、隠者は単独で自動回復とベホマラーで対応出来てしまうので、ララバイの長所を活かし辛いです。

 更に、レボルを隠者が持っているせいで、主力であるタナトスハントがダメージ上限に引っかかってしまうため、火力面で見ても相性が悪い。総じて、純粋な物理アタッカータイプの踊り子は、隠者とは噛み合わないだろうなあと感じています。

 バトマスに関しては、ただ死にやすいことが隠者とは相性が良くないだけなので。バトマスでも死なない相手であれば、問題なく採用できるかなとは思います。


 最後にまとめ直してみると、隠者の登場によって、直接ヒーラーとしての枠を争うことになる僧侶と賢者が割を食うのは当然として。今後は、隠者の特性に合っている鎧職や道具の評価が増していくだろうなと。何か強化が入るわけでなくても、ただ1職業追加されるだけで結構馬鹿にならない影響があるのだなあと思いました。そりゃバランス調整をするのは大変ですね。おわり。