はいどうもー!ここ最近は冒険日誌しか書いてない気がするみんこさんです。皆さんは冒険日誌を書いていますか?あるいは、SNSやブログにメモ帳等でも構いませんが、文章を書いていますか?今回の話題は、ドラクエ10で磨くセンスです。
センスと聞いて、皆さんはどんなイメージを抱くでしょうか?天才?才能?そんな感じが多いかもしれませんね。私の見解を述べてみると、センスとはすなわち、積み重ねです。
ただの自慢になるのですが、私はリアルでもゲームでも部活でも仕事でも何をしてても、センスが良いとは長年言われることが多かったです。
ただ、決して環境に恵まれている人間ではないですね。片親の極貧家庭に生まれ育ち、家には本など一冊もなく、当然本を買うお金もない。学生時代は、図書室と図書館以外で本を読んだ記憶がないです。国指定の教科書しか教材は所持したことがないし、塾にも行ったことはありません。義務教育のみで私は作られている。言わば、現代日本における必要最低限の人種。それが私です。修学旅行以外で旅行に行った経験はないし、飛行機にも船にも乗ったことがない。外食もほとんどしたことがないし。ないない尽くし。
で、話を戻すと、自身の経験を踏まえて、センスの良さに環境や才能はそこまで関係ないかなと思っています。
何故、私は他人からセンスが良いと言われることが多いのか?それを紐解いてみると、引き出しが多いから。これに尽きるだろうなと思います。自分自身の中に様々なパターンが定着していて、なおかつ全く関連性がなさそうな事柄でも共通項を見出し繋げられる。この能力に長けているから、側から見ると突拍子もなくいきなり答えを出してくるように見えるのでしょうね。本人の中ではそんなこと微塵もなく、既に自身の中に答えやヒントがあるから、ショートカット出来ているだけです。
引き出しの多さとは、自身に蓄積された情報量に由来します。また、それをただの情報として記憶するのではなく、実際に自分自身の言葉で落とし込めているかが大事です。何故なら、頭には入っていても実践で使えなければ何の意味もないからです。執筆や会話に思考といった頭の中をアウトプットする実践において、いかにスムーズに多様な情報を引き出せるか。これがセンスの良さの正体である、と私は考えています。
ここで、冒頭に戻るわけですね。あなたは文章を書いていますか?この問いが意味するところは、良質なインプットをして、引き出しの数を増やせていますか?ということです。
文章を書くことのメリットは、様々な分野から明示されています。
・心理学的には、自身の感情を文字に書き出すことは筆記開示と呼ばれるきちんとした療法です。うつや不安などに効果があり、また続けることで認知機能の改善や幸福感にも繋がります。
・教育学的には、自分自身の言葉で授業内容をまとめ直すという課題をこなした生徒群が、ただ黒板を板書しただけの生徒群に対して有意に学力向上が認められた、というような研究結果が多数報告されています。
・脳科学的には、文章を書くことは会話をすることと同じ脳の出力作業だと言われています。脳は年齢に関係なく使えば使うほどに発達していくものだと最近の脳科学では判明してきているので、特に手書きは脳機能の向上や改善に大きな影響があるとする研究報告が多いです。文章を書くことは文章力を上げるだけはなく、記憶力の向上や認知機能の向上にも繋がるわけですね。要は、手書きで文章を書くとは脳の筋トレ、それもスクワットです。スクワットは筋トレの王様と呼ばれる全身運動ですからね。効果てきめんに決まっています。
また、ホラーの帝王とも称される現代を代表するホラー作家のスティーヴン.E.キングは、著書「書くことについて」でこう述べています。良い文章を書きたいなら、とにかくたくさん読んでたくさん書くことだと。
幕末末期に松下村塾を設立し教育者として明治維新へ貢献した吉田松陰は、「一日一字を記さば一年にして三百六十字を得、一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う」という言葉を遺しています。意訳すると、1日1つでもいいから何かをすれば、1年間で365回もの機会が得られる。ただ何もしなければ、その機会は全て失われる。というような意味合いです。
以上を踏まえて、私から言いたいことはタイトルの通りです。冒険日誌、おすすめですよ?
何故こんな難しい題材を冒険日誌にしたのかと言えば、ドラクエ10に関係することだからです。冒険日誌を書くだけで、脳機能が鍛えられエンドバトルが上達する。冒険日誌を書くだけで、引き出しが増えてドレアのセンスやハウジングのセンスも上がる。
まさに脳トレのスクワット。あなたも冒険日誌を書いてみませんか?おわり。