ようやくやり終わったので感想です。簡潔に言えば、カタルシスが得られてよかったです。
ver6とver7の終わり方がどちらも大団円には程遠く、ベターな結末でしかなかった。ver6で言えば英雄たちの扱いの悪さ、ver7で言えば師匠ポルテや天使たちの末路が何とも悪い意味で心に残りました。8.0のストーリーは気持ちのいい終わり方で良かったですね。スッキリです。
また、設定上仕方のないことなのですが、喪失を招く者もジアクトも、敵としての魅力に欠けていた。あくまでアストルティアの大敵という側面が強く、物語を進める上での舞台装置としては優秀でしたが、ヴィジュアル面も含めて印象に残るタイプではなかった。
その点、ver8はやっぱりヴィジュアルが最高でしたね。それだけではなく、メネシスとゼルゲイドの政敵関係や、メネシス独特の美学など、やはりボス敵はこう魅力的であって欲しいなあ、というカタルシスが得られました。
ただ残虐なだけの悪役ではなく、魅力のある敵役がいると、物語に対して一層のめり込めますからね。ネルゲル様のお姿が最高すぎます。ドラクエ全歴史の中で最高峰のヴィジュアル。「その盃にふれないでいただこうか」のセリフと共に、空間を切り裂いて背後からメネシスが現れるシーンが良すぎた。ユキハの実力を認めてるから、慢心せずに攻撃に対して的確に防御や回避行動してたのも、格を落とすどころかかっけぇ……となりました。
ゼルゲイドが死んだことを知って、愚か者めと口にしてる時の心情も良かったですね。ゼルゲイドからは目の上のたんこぶみたいな扱いをされてそうでしたが、メネシス側は全部掌の上で転がした上で、おもしろい、悪くないと思っていたんだろうなあ……。つまらない死に方をしやがって、とオモチャが壊れてしまった物寂しさを感じました。ゼルゲイドとメネシスの力関係が顔を覗かせてて、考察が捗ってよかったです。
他には、トーマが結構好きなキャラだったんだけど、ver2のストーリー開始時点で既に故人となっていて、出番は少ないしクリア後にあまり掘り下げもなかったので。まあトーマ本人ではないんですが、こんな感じでアンルシアと仲良かったんだろうなあって想像が捗って良かったです。
アストルティアではゼルドラドの前に敗れ去ったトーマが、ユーマグラムでは逆にゼルゲイドを倒して仇を討つシナリオが、陳腐ながらも素直に熱かったですね。白の斬撃!!ローマスかっこいい!!クリア後にカラマドの町で話しかけると、俺はこのままでいいのか?的な自問自答をしてるので、今後の活躍にも期待大です。ユーマグラムの勇者になれ、ローマス。
最後は~、もちろんげきかわユキハちゃんですね!!!!オガ子が大好きな私、ユキハちゃんも大好きに決まってるよなあ!?デカい!かわいい!つよい!最高です。キャラクター性も素晴らしい。ver7の感想ではポルテが最高って言ってたんですけど、こういう元気があってさっぱりしているキャラクターは物語に欠かせませんね。清涼剤です。この役割が欠けていたver3とver6のストーリーは、どうしても雰囲気が重苦しくなっていたので、ポルテに続いて大好きになりましたユキハちゃん。キュルルに悪戯しようとしてるところが一番好き。今後の出番も楽しみ。
文句なしの大団円で手放しに褒め称えたver5の終わり方から、ver6~7の何とも言えない後味の悪さを引きずったまま迎えたver8でしたが、初動は完璧だったと思います。この世界はなんなんだ?という疑問をそこまで掘り下げずに、まずは世界観に没入させてくれる展開やキャラクターたち。良い出来でした。たしかなまんぞく。