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紅蓮の羅刹王

マユラ

[マユラ]

キャラID
: HF944-321
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 武闘家
レベル
: 138

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マユラの冒険日誌

2026-03-14 20:34:06.0 テーマ:その他

ウェナの碧い海と蒼穹の執事

7 灰色の港町②
 
「あたいがザオラルしたったからな」
「いや、殺してないからね?」
「それにヘホイムもしたったからな」
「それを言うならベホイムでしょ」
 母子の漫才のようなやり取りに、悪夢で強張っていたセバスの表情が和らいでいく。
「……で、やっぱりエリミリアよね?」
 竜闘気を披露するためではあったものの――結果としてはマユラの純粋な攻撃力によって、魔装の両腕は完全に破壊されてしまっていた。これを修復できる可能性があるのは、現状エリミリアしかいない。
「そのつもりです。ただ決してマユラさんの所為ではないのですが、あそこまで行くと補修ではどうにもならないと思います。エリミリアさんでも直せるかどうか……」
「いや、どう見てもまっまのせいやで」
 るーみーの容赦ないツッコミに苦笑しつつ、マユラがあるものをセバスに手渡す。ずしりと重量感が伝わるそれは、先程までマユラが装備していた竜の頭部を模した籠手であった。
「この〈闘竜の籠手〉を貴方に託すのだわ。さっきの感じだと、きっと力になってくれるはずよ」
「しかし、このような貴重なものを――」
 セバスが言いかけた時、不意に闘竜の籠手が淡く青い光を放ち始め――その光は彼の両腕を柔らかく包み込み、気づけば籠手はあるべき場所へ収まるかのように、ごく自然に装備されていた。
「思った通りね、私の修行時代もそんな感じだったのだわ」
 マユラの拳を覆った竜闘気がセバスの前で霧散したあの瞬間から、闘竜の籠手が今度は彼を選んだ可能性を、彼女は何となくだが感じ取っていた。
「でも問題は、元々の腕装備が完全に壊れちゃってることなのだわ……その辺はどうなのかしら?」
 幾ら闘竜の籠手がセバスを選んだとはいえ、元来の魔装に果たして同期できるかどうかの懸念が残されている――しかし、何故かセバスには一つの確信があった。
「大丈夫です、見ていてください――魔装展開!」
 セバスの体を魔装のオーラがまとうと同時に、闘竜の籠手がそれに呼応するかのように竜闘気の波動を発する。やがてそれらが一つとなり、大きな奔流となって全身を覆い尽くし――そこには新たなる進化を遂げ、より流麗に洗練された蒼穹の魔装の姿があった。
「おお〜!」と、一緒になって拍手を贈るマユラとるーみー。新生ウェナブルーの力を確かめるかのように握り締めた拳には、もはや魔装の一部となった闘竜の籠手が、新たなるガントレットとして力強い手応えを感じさせてくれる。セバスがその手で何気なく胸に触れてみると、そこには瑞々しい力が凝縮されたかのようなクリスタルが具現化していた。
(これは……魔晶核?)
 魔装のコアであり、力の源である魔晶核――セバスが今回の進化に抱いていた謎の確信は、この魔晶核によって導かれていたような気がしてならなかった。
「何はともあれ、パワーアップおめでとう! 思っていたよりもずっと派手なイベントだったけれどもね」
 祝福するマユラに、新生魔装を解いて胸ポケットから取り出した銀縁眼鏡を装着したセバスは、静かに首を振って束の間の『師』に向き直った。
「いえ……マユラさんから教わったことは、かけがえのない私の財産です。これからは魔装だけに頼るのではなく、私自身の精進も忘れません。本当にありがとうございました」
 深々と頭を下げるセバスに、大きく頷きながら束の間の『弟子』の成長を実感するマユラ。その足元では、るーみーまでもが一緒になってうんうんと頷いているのであった。
「念のため、今回の魔装を一度エリミリアさんに確認していただこうと思っているのですが……流石にもう、プクリポリタウンにはいらっしゃらないでしょうね」
 セバスとしても書き置きを残して出てきている以上、目的を果たさぬまま主のクロムに会うのは流石に憚られるため、できればプクリポリタウンには戻らずに済ませたいとの思いがあった。
「そうね、〈灰色の港町〉って知ってる? エリミリアはでっかいお尻を叩けば埃が出まくる身だからね、引っ越してからはそこを根城に潜伏しているのだわ。他の人には内緒だけれども、貴方には何かあればそこに来て欲しいって」

〜7 灰色の港町③へ続く〜
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