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紅蓮の羅刹王

マユラ

[マユラ]

キャラID
: HF944-321
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 武闘家
レベル
: 140

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マユラの冒険日誌

2026-04-05 15:45:42.0 テーマ:その他

ウェナの碧い海と蒼穹の執事

11 無法者の挽歌①

 石畳のリングにて、対峙するセバスとゴーリキ。
 既に熱気は十分であり、スペシャルマッチ勃発を受け、にわかに盛り上がる観客席。各所であれやこれやと下馬評が繰り広げられる中、リング上で自慢の肉体を誇示するかの如くマッスルポーズを決めるゴーリキ。一方のセバスは魔装を展開しておらず、エリミリアから贈られた金縁眼鏡を外す気配も見られない。
「ゴーリキは二連勝中で勢いに乗ってるしな、ポッと出の若造に勝てるわけがねえ」
「だな、しかも素手だぜ? あの斧が一発でも掠りゃあ、それで終いよ!」
 ゴーリキ優勢の声が多い中、観客の一人が思い出したかのように、
「待てよ……あの黒服、セバスって言ったか?」
「あん? それがどうしたってのよ」
 訝しげなもう一人の観客に、事情通らしい観客はリング上で佇むセバスを注意深く見ながら言葉を続ける。
「いや、もう何年も前の話だが、確か蒼ナントカのセバスって奴の名前が結構売れてたんだよ。その名の通り、何だか蒼い鎧みたいなのを装備してた気がするんだがなぁ……」
「へっ、何にせよあのウェイト差だ。その鎧とやらもねえ生身で覆せるとは到底思えねえがな」
 そんな観客席の声を知ってか知らずか、すっかり勝った気でいるゴーリキが重量級のバトルアックスを軽々と持ち上げ、再びセバスへと絡み始める。
「まさか本当に乗って来るたぁ、命知らずな野郎だぜ。ま、俺としちゃあ連勝記録が増えてありがてえ限りだがよ。ここから五連勝もすりゃあ、俺もイカした通り名で呼ばれたりするかもなぁ!」
 一人で盛り上がっているゴーリキに、セバスは視線も合わせようとしない。右の拳を開閉しつつ、自身のコンディションを冷静に確かめながら、
「戦団の突撃隊長とは、戦う前に喚き散らすのが主なお仕事というわけですか。フッ、実に面白い」
 面白くもなさそうに吐き捨てるセバスの姿は、彼を知る人物からしてみれば非常に珍しいものであった。明らかに挑発と取れる態度に、当然のことながらゴーリキがいきり立つ。
「な、な、何だと!? てめえ、ぶっ殺してやる!」
「開始前の先制攻撃は反則負け、基本的なルールをお忘れですか?」
「ぐ、ぐぬぬぬぬ……!」
 激怒のゴーリキも振り上げた斧を下ろさざるを得ず、その様子を冷淡に眺めていたセバスがふと昔を思い出す。
(これがジンオウさんなら、マスターが止めなければ勝敗など無視して斬りかかっていたでしょうね……)
 やがて立会人――口髭に蝶ネクタイ姿のオーガ男性がリングに立ち、今まさに対戦に臨まんとする両者をそれぞれ見やる。ざわめいていた周囲が途端に静まり返り、緊張感が場を支配する。――そして、
「それでは、セバス対ゴーリキ戦……始め!」
 開始の合図と同時に、ゴーリキが怒りに任せて斧を振り下ろそうとする。その場から動かずに相手の動きを見ていたセバスに焦りはなく、相手の攻撃を目前にしてなお、落ち着いた様相を崩さない。
(何のプレッシャーも感じられない、単調で鈍重な攻撃……やはり、彼らとは何もかもが違う)
 かつての主であるメギウスを始め、三幹部であるジンオウ、ゼーエン、シキョウはそれぞれが異なるプレッシャーの持ち主であった。昨日に至っては紅蓮の羅刹王と名高い武闘家マユラに手も足も出ず、そして相手の事前対策が大きかったとはいえ、戦闘力ではそのマユラに比肩し得る暗黒の魔女エリミリアを追い詰めた黒騎士とも死闘を繰り広げてきた。それと比べて眼前の相手はあまりにも全てが劣っており、まさに住んでいる世界が違うとしか言いようがない。
「これで死んだぁぁ!」
 セバスの脳天にバトルアックスが直撃したと確信したのはゴーリキだけではなく、観客たちもこの後の凄惨な場面を想像して思わず息を呑む――同じく観戦していたエリミリアを含む、ほんの数名以外は。

〜11 無法者の挽歌②へ続く〜
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