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紅蓮の羅刹王

マユラ

[マユラ]

キャラID
: HF944-321
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 武闘家
レベル
: 140

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マユラの冒険日誌

2026-04-09 14:05:42.0 テーマ:その他

ウェナの碧い海と蒼穹の執事

11 無法者の挽歌⑤

 エリミリアに促され、バツが悪そうに顔を上げた二人が再び杯をあおる。先に口を開いたのはレゼールであった。
「セバス殿には申し訳ないのですが……機甲戦団ガイデスはウェナ諸島の秩序のためという題目を掲げてはいますが、そのための手段は選ばず、周囲の損害を一切顧みない集団です。連中が悪しき魔物商人どもの抑止力になっているのは確かですが、己が正義と信じて疑わない力の行使を到底許すことはできません」
 酒の力も手伝ってか、一気に吐き出すように語るレゼール。単なる正義感だけではない、戦団に対する並々ならぬ執念――面と向かっているセバスには、それが如実に伝わっていた。
「我々魔法戦士団は今でも魔物商人どもの壊滅を目指して、日夜アストルティア中を飛び回っています。それが一番の優先事項であることは理解しているつもりですが、だからこそ私は一人でも戦団を追っている……いえ、追わなければならないのです」
(……彼、酒が入ると語り出すタイプよね〜)
 エリミリアが内心でツッコまずにはいられない中、熱のこもったレゼールの語り口に、セバスが真摯に頷いてみせる。そして、
「レゼールさんの思いの強さは伝わりました。ですが、流石にお一人であの戦団へ挑むのは無謀です。――どうか、私と共に戦いませんか」
 その言葉に、我が意を得たりと大きく頷くレゼール。凛とした鋭い目に光を宿し、彼は意を決した面持ちで再び杯をあおり、力強く語り始めた。
「……明日の夜、ルクスガルン大空洞で魔物商人の大きな取り引きが行われるという情報を掴んでいます。何せこの闘技場で得た内容なので、信憑性の面から魔法戦士団の助力は得られていないのですが、それでも若い魔法戦士二名と衛士三名が協力を約束してくれています」
 ルクスガルン大空洞――オーグリード大陸、ゲルト海峡からガミルゴの盾島へ渡った先の広大な洞穴であり、滅多に人が近寄ることはない。そのような場所での取り引き情報という最大の手札を切ったレゼールの目的を理解したセバスが、自身の役割を確認する。
「魔物商人を押さえつつ戦団も叩くとなれば、目的を同じくした私が最適……そういうことですね」
「その通りです。各地を襲う兵団クラスの大規模な取り引きだとすれば、頭目ウングラの登場も期待できる……機甲戦団にとって、それは大きな餌となるに違いありません。両者の同士討ちを狙い、疲弊したところでメギウスとウングラの身柄を一気に押さえます」
 ここまで黙って杯を傾けていたエリミリアが唇を舐めた後、柳眉をひそめてレゼールの作戦に疑問を呈する。
「その手勢でさぁ、そんなに都合よく事が進むとはとても思えないのよねぇ〜。正直なところ、魔物商人云々よりも、セバスちゃんを利用して戦団に何かしらのアクションを起こしたいってのが本音じゃないの?」
 しばし無言となるレゼールだが、やがて絞り出すかのように口を開く。
「……それは否定しません。千載一遇のチャンス、セバス殿の助力が得られるのは僥倖と言う他はありません。所在が一切掴めない戦艦バルデアスが現れるというのであれば、私はそれに全てを賭けたい……!」
 拳を握り締め、何処か鬼気迫る表情のレゼールを目の当たりにしたセバスが、一つの可能性に思い至る。この顔立ち、そして執念――最初にヴェリナード城で顔を合わせた時に抱いた印象が確かであれば、決して間違いないとの確信があった。
「レゼールさん……私の後に幹部となった、コードネーム〈アズール・ドゥジエム〉と呼ばれている男をご存じですね?」
 その途端、レゼールがハッとした顔になる。だが、すぐにセバスが言わんとしているところを察し、観念した様子でその疑問に答えるのであった。
「ええ、お察しの通りです。あの男……ゼーエンは、私の弟に他なりません」
 そこまで口にした彼が、背後から自分を呼ぶ声に気づいて振り返るまでに、幾許かの時間を要したのは無理からぬことであると言えよう。それはあまりにも突然のタイミングであった。
「――よう兄貴、面白いところで会うものだな。その話、俺も混ぜてもらえるかい?」
 一同の目線の先には、先程のゴーリキを引き連れた黒いコートの男――ゼーエン本人が、噂をすれば影が差すといった諺を体現するかのように、ただならぬ気配を漂わせながら不敵な笑みを浮かべていた。

〜12 紺碧の深海竜、再び①へ続く〜
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