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紅蓮の羅刹王

マユラ

[マユラ]

キャラID
: HF944-321
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 武闘家
レベル
: 140

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マユラの冒険日誌

2026-05-15 22:37:29.0 テーマ:その他

ウェナの碧い海と蒼穹の執事

18 恐るべき真相④

 漆黒の闇に染められた二体の幻魔――風の後輪を背負った一本角の獣魔、そして雷の後輪を背負った獅子顔の獣魔が左右に別れ、残った魔物の群れを蹂躙せんとばかりに強襲する。
「後は真ん中のデカブツが邪魔だな……しょうがねェ、今こそこいつを使う時か」
 シキョウが人前では決して取ろうとはしなかった般若の面に手を掛け、ためらうことなくそれを外す――その素顔は切れ長の流し目が印象的な美貌の優男であったが、その左頬には引き裂かれたような傷痕が刻みつけられていた。程なく、手元の般若の面からこれまでに見たこともない量の漆黒の瘴気が溢れ出る。
「俺の魔力をずうっと溜め込み続けてきたからなァ、凄ェのを期待してくれよォ……」
 もはやシキョウの姿すら見えない程に瘴気が高まりを見せた時、彼は高らかにその名を呼んだ。
「――出ませい、暗黒テンオツ鬼神!」
 その途端、般若の面が真っ二つに割れ――そこに現れたのは、先の二体よりも遥かに強大な、闇の衣に覆われた和装の鬼女とも言うべき幻魔であった。
「手前ェには特大の餌を与えてやるぜ、闇の鬼神よ! あの奥のデカブツをブチ殺せェ!」
 暗黒テンオツ鬼神が痛哭将に狙いを定め、アーシュラが開いた中央の動線をゆらりと歩き出す。そして――未だ悶え苦しむ痛哭将を引き裂かんと、両手に膨大な瘴気を集中させる!
「いつまでも喚くなアボク! お前の力で正面から叩き潰してやれ!」
 ウングラの声で正気を取り戻した痛哭将が巨大なハンマーを振り上げ、鬼神との壮絶な戦いが幕を開ける中、メギウスは魔装が解かれたセバスへと歩み寄っていた。
「ここまでよく戦いましたね、セバスさん。――貴方には不本意かもしれませんが、ウングラは私が倒さねばならない仇敵ですからね。ひとまずはこれでも飲んで、しばらく見物しておくといいでしょう」
 メギウスから手渡された小瓶〈エルフの飲み薬〉によって、セバスの尽きかけていたMPが全回復する。しかし肉体的な疲労は未だ激しく、恐らくはメギウスもそれを理解した上で、MPの回復のみに留めたものとセバスは察していた。
「マスター・メギウス……彼が、魔法戦士レゼールこそが、魔物商人の頭目ウングラの正体でした。そこに倒れている影武者を利用し、表と裏の顔を使い分けて……」
「驚きましたが、どうやらそのようですね。――貴方のお兄様をどうするのがよいですかね、ゼーエンさん?」
 魔装越しではあるが、にわかには信じ難いと言った様子のゼーエン。魔物商人の頭目である以上メギウスの意向は絶対であり、倒すべき相手であるとは理解しつつも、そこには僅かな逡巡が見て取れる。
「無論、制圧すべきです。しかし、あの真面目だけが取り柄な兄貴が、頭目のウングラだとは……」
「ボサッとしてんなよ、来てるぞ!」
 シキョウの鋭い声と同時に動いていたゼーエンが、眼前まで迫っていたレーナの竜爪を自身の碧爪で捌く。魔物商人側からしてみれば今回で殲滅するはずの戦団幹部ではあったが、セバス単体によって予想外の戦力削減を受けていることから、当初計画していた物量による力押しでの戦闘は既に困難となりつつあった。
「……さっきの奴もあんたも、ほんっと面倒臭いのよ! 邪魔なんだからさっさと死んでよ!」
「ふん、お前からは何の覇気も感じないな。――そうだな、一つ提案してやろう」
 喚くレーナを目の前にしながら、おもむろに両腕の武装である碧爪の顕現を解除してみせるゼーエン。
「左の爪が使えないんだろう? 後でそれさえ使えれば……みたいに言われても鬱陶しいからな、こっちは素手でやってやるよ。ああ、何ならこの魔装も解除しようか?」
「なめられたものよね……! 頭目の弟だか何だか知らないけど、あんたは即刻ぶっ殺す!」
 野生の獣をも超える俊敏さでゼーエンの死角を狙わんとするレーナだが、その竜爪が届いたと思った瞬間――それは水面を撫でるかのような、ぬらりとした感触で空を切るだけであった。
「え……何、今の!?」
 予想外の出来事に驚くレーナだが、無論それで終わるはずもなく、お返しとばかりにゼーエンの拳をドスンと腹部に見舞われ、呼吸もままならず地面へと崩れ落ちる。
「か……ひゅっ……」
「本当にキレた奴と戦った俺には分かるさ……お前の殺意は見せかけだけで、その実ただの演出でしかないんだよ。今までその身体能力だけで格下をいたぶって、自分が強いとでも勘違いしたか?」
 なるほど、これが以前に自分と戦った時のセバスの気持ちか……と、思わず苦笑を漏らすゼーエンが、今度こそ本当に魔装そのものを解除してしまう。
「ほら、立てよ。流水の域とまでは行かないが、お前の心がへし折れるまで、その攻撃は全て流しきってやるぜ」

〜18 恐るべき真相⑤へ続く〜
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