目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

紅蓮の羅刹王

マユラ

[マユラ]

キャラID
: HF944-321
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 武闘家
レベル
: 140

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

マユラの冒険日誌

2026-05-16 22:35:01.0 テーマ:その他

ウェナの碧い海と蒼穹の執事

18 恐るべき真相⑤

 黒いコート姿の完全な素手で挑発の仕草を見せるゼーエンを横目に、今度はシキョウが少し離れた間合いのルークをちらりと見やる。般若の面を外し、今や露わとなった端正な顔立ちだが、その口角をニヤリと上げながら、
「アーシュラさんよォ、あんたは俺の幻魔と一緒にデカブツの退治を頼まれちゃくれねェかい? この鞭男は俺一人で十分だからよォ」
「そうさせてもらおう。しかし隠すのが勿体ない顔じゃないか、これからは素顔で過ごしてみてはどうだ?」
 こちらは顔の上半分を仮面で隠しているアーシュラだが、その口元はほんの少し緩んでいるように見える。
「あんたが面を晒して、服を刻まれたことに気づいた時くらいに可愛い声を出してくれるなら考えてもいいぜェ」
「……これは藪蛇だったな、ではそちらは任せる」
 アーシュラが影のように流れる速さで奥へと姿を消したことを確認し、シキョウが腰から奇剣を抜き放つ。同時にルークが鞭を地面に叩きつけると、駆け寄って来たのは生き残った複数体のダークパンサー。
「恐らく、呼べる幻魔は今出ている数が限界だろう。複数体を一度に操れるだけでも大したものだが、こちらも魔物使いとしての戦いはさせてもらう」
「勝手にしなァ、こっちは適当にやらせてもらうだけさ」
 自らを外道衆と称するシキョウの幻魔召喚は、その他の宗派とは根本的に原理が異なる。自身の力の源とも言える黒い瘴気で肉体となる器を造り出し、そこに魂を宿した幻魔は力尽きるまで戦い続けられる。一方でそうやって呼び出した幻魔が多大なダメージを受けると、それは術者へとフィードバックしてしまうため、召喚さえしてしまえば後はそれでいい、といった気楽な運用はできない。
「では、どれだけ捌けるか見せてもらおう。かかれ、ダークパンサー!」
「一つ言っておくが……操られた獣なんざ、全く怖くねェのよ」
 シキョウが左手で印を切ると、岩肌の地面が急激に赤熱し――それはマグマとなって、飛びかかるダークパンサーを飲み込まんとする。たちまち数体がその犠牲となり、残った個体が足を止めてグルルル……と唸り声を上げる。
「ふむ、流石は腐っても天地雷鳴士か。だが、その距離は俺の障害たり得ないな」
 ルークが一歩も動かずに振るった鞭から、二匹の竜をかたどるオーラがシキョウを襲う。相当なリーチを誇るそれを奇剣で防がんとするも弾き飛ばされ、着流しをまとった右腕がズタズタの血まみれとなる――だが、既にシキョウは左手で印を切り終えていた。
「双竜打ちかい、随分と悠長なモーションの技をありがとうよ! 死にさらせェ!」
 ルークの足元にぞわりと召喚された無数の黒い手が、闇の奥底へ引きずり込もうと掴みかかる。とっさに片足を引いてルークが難を逃れようとするも、もう片方の足が捕まってしまい身動きが取れない。
「ぐっ……何だこれは、動けん……!」
「俺の得意技をもう少し知っておくべきだったなァ。さて、いつまで踏ん張れるか見ものだぜェ」
 どう料理しようかとルークへ向けて左手を掲げるシキョウの眼前を通り過ぎたのは、彼らの首領メギウスであった。アーシュラが槍投げでこじ開けた道を悠然と歩き、シキョウが召喚した鬼神が痛哭将と死闘を繰り広げる傍らを涼しい顔で通り抜け――気づけば、彼は奥に控えていたウングラの目の前で、いつものように酷薄な笑みを浮かべていた。
「貴方が本物のウングラなら、あの時の獅子門から無様に逃げ去った時以来ですかね。あれは素晴らしい逃げ足だったと褒めてあげますよ」
「あれはお前達の力を侮っていたと認めてやるさ……想定外の勢いでこちらの陣まで攻め込んでくれたあの時の屈辱、片時たりとも忘れたことはなかったよ、メギウス」
 数年前の獅子門――ジンオウさえ判断を誤らなければ、あの時点でウングラは終わっていた可能性すらあったことを思うと、その屈辱は如何ばかりであろうか。だがその時、メギウスの顔から一切の感情の色が消え失せる。
「忘れたことがない――それはこちらの台詞だ、ウングラ。かつて貴様の実績作りのためだけに滅ぼされた、ウェナの小島のとある村……覚えているか?」
 懐から抜いた翠刃の短剣を握る手に力を込めながら、メギウスの記憶は戦団結成前の過去へと遡っていた。

〜19 首領の翠刃、頭目の黒爪①へ続く〜
いいね! 10 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる