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紅蓮の羅刹王

マユラ

[マユラ]

キャラID
: HF944-321
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 武闘家
レベル
: 140

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マユラの冒険日誌

2026-05-18 22:15:31.0 テーマ:その他

ウェナの碧い海と蒼穹の執事

19 首領の翠刃、頭目の黒爪①

 機甲戦団結成に至る、その数年前――
 その始まりは、あまりにも突然に訪れた。
 幼い頃から天涯孤独であったメギウスはウェディの養父母に引き取られ、ウェナ諸島に連なる辺境の小島で育てられていた。研究者の養父からはその知識を、冒険者の養母からは短剣を用いた戦闘術を――そして、両者から飽くなき探究心を受け継いだ彼が元来の素質を開花させ、文武両道の天才へと成長を遂げるのは、もはや運命的ですらあった。
 ウェディの島において唯一の人間であった彼だが、各地での冒険や留学を経て得た知識やスキルは島のために余すところなく活かされ、メギウスは養父母の、ひいては島の誇りとまで呼ばれる存在へと躍進する。そこに驕りや打算は一切なく、彼は自身を育ててくれた養父母、受け入れてくれたこの島のために、ただひたすら持てる力と知識の全てを惜しみなく注ぎ続けていた。
 既に養父をも超える研究者となっていたメギウスが、ドワチャッカ大陸の大国ドルワームでの学会にて〈力場の凝縮および結晶化〉における新説発表を喝采の内に終え、彼は意気揚々と故郷の島へと帰り着く――そこで彼が見たモノは、島でこれまで見たこともない異形のモンスターの姿であった。
 こちらの存在に気づかれた瞬間に襲いかかる黒い毛皮の巨大な獣を前に、メギウスが懐から短剣を抜き放って迎撃態勢を取る。
(ダークパンサー! 島に原生しているはずのないモンスターが何故……!?)
 魔獣の爪牙をすんでのところでかわしつつ、短剣スキルであるヴァイパーファングによって猛毒の追加効果を与えるメギウス。瞬く間に体中を蝕まれもがき苦しむダークパンサーへ、追い討ちとばかりにタナトスハントの一撃を抉り込む――名状しがたい化学伝達物質の遊離を引き起こし、死に至る苦痛を与えるスキルでとどめを刺したメギウスが、振り返ることなく全速力で養父母達の住まう集落へとひた走る。
(あの一体だけであるはずがない……間違いなくこの島には、何か異変が起こっている!)
 道中の見慣れない不気味な魔物を全て振り切った先に見えたのは、集落の方角から不吉に立ち上る黒煙であった。
「こ……これは、一体何が……!?」
 辿り着いた故郷は炎に包まれ、至るところをダークパンサーが闊歩する地獄絵図――あまりの悍ましさに、メギウスの頭脳がその理解を拒まんとフリーズする。
 だが、こうしてはいられない。馴染みの住民が倒れている姿から目を背けながら、家族が待つはずの自宅へ急ぐと――燃えて崩れ落ちんとする家屋を前に、既に息のない養父母を見下ろすウェディの男の姿があった。
「ん……まだ生き残りがいたか」
深紫のフードマントをまとった男が、立ち尽くすメギウスへと振り返る。その顔はカラスのような黒い仮面で覆われており、当然ながら表情を全く感じさせない。
「見たところ人間のようだが、ここの住人かい? 申し訳ないけど、彼らは反抗して来たから静かになってもらってたんだ。ま、島の連中はあらかた始末したわけだし、向こうでも寂しくないだろうさ」
 血の滴る悪魔の爪を目の前に掲げてみせ、雄弁に語るその男へ向かって、気づけばメギウスは短剣を片手に地面を蹴っていた。
「おっとぉ、自己紹介がまだだったな。俺の名はウングラ、裏の世界で絶賛売り出し中の魔物商人さ。俺が操るダークパンサー達のパフォーマンス、如何だったかな?」
「パフォーマンス……だと?」
 短剣の一刺しを難なく回避しながら、ウングラと名乗る男がおどけてみせる。得意気に話される内容をにわかには理解できないメギウスが目に入っているのかいないのか、
「俺が調整したダークパンサーは強襲型ユニットとしては最適でね、今回はこの辺境を実験で使わせてもらったのさ。ここで実力と実績を見せておけば、商品を買ってくれる顧客へのいいアピールになるからね」
 一人喋り続けるウングラの傍らに、二体のダークパンサーがグルルル……と低い唸り声を上げながらのっそりと歩み寄るも、メギウスの姿を見るやいなや、その唸り声はたちまち咆哮へと変わる。
「……さて、名残惜しいがそろそろ引き上げないといけなくてね。このダークパンサー達はお土産に置いていってあげるから、せいぜい抗ってみせてくれ。では、アディオス!」
 深紫のフードマントを翻してウングラが消え去り、その間で立ちはだかるように残されたダークパンサー二体。それらを撃滅すべく再び短剣を構えるメギウスの深紅の瞳には、ウングラに対する復讐の昏い炎が宿っていた――。

〜19 首領の翠刃、頭目の黒爪②へ続く〜
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