はじめに
お題ドレア、第六弾です。
あくまで、物語のキャラをイメージしたドレアをしてみようというものです。
ベースとなる物語に多少改変があるでしょうが、温かい目で見てやってくださいww
今回は参加型のスペシャル企画で色々な方に出演して頂きました。
むかしむかし、カキの種をひろったサルが、おいしそうなおにぎりを持ったカニ3姉妹に、ばったりと出会いました。
サルはカニのおにぎりが欲しくなり、カニにずるい事を言いました。
「このカキの種をまけば、毎年おいしいカキの実がなるよ。
どうだい、おにぎりと交換してあげようか?」
「うん、ありがとう」
カニは大喜びで家に帰り、さっそくカキの種をまきました。
そして、せっせと水をやりながら、
♪早く芽を出せ、カキの種
♪早く芽を出せ、カキの種
♪出さねばはさみで、ほじくるぞ
すると、どうでしょう。
さっきまいたカキの種から芽が出てきて、ぐんぐん大きくなりました。
ぐんぐん大きくなりました・・・が、変なものが育ちました。
それを見たカニは
「せっかくのカキの種が、台無しになっちゃったよー。うわーん。」
悲しみに暮れ、泣いてしまいました。
それを見たカキの木(?)は、カニをかわいそうに思い、普通の木にに戻り、たくさんのカキの実をつけてくれました。
「よし、これでカキが食べられるぞ。でも元があれで大丈夫かな・・・。」
と、カニはカキの実を取りに行こうか迷いましたが、そもそもカニは木登りが出来ません。
そうしていると、さっきのサルがやって来て言いました。
「ありゃ、もうカキが実ったのか。よしよし、おいらが代わりにとってやろう」
サルはスルスルと木に登ると、自分だけ赤いカキの実を食べ始めました。
「あ、食べてる・・・。食べれるんだ。
ずるいよサルさん、わたしにもカキを下さい」
「うるさい、これでもくらえ!」
サルはカニに、まだ青くて固いカキの実をぶつけました。
「いたい、いたい、サルさんずるい」
大けがをしたカニは、泣きながら家に帰りました。
そしてお見舞いに来た友だちのウスとハチとクリに、その事を話しました。
話しを聞いたみんなは、カンカンに怒りました。
「ようし、みんなであのサルをこらしめてやろう」
みんなはさっそくサルの家に行き、こっそりかくれてサルの帰りを待ちました。
「おお、さむい、さむい」
ふるえながら帰ってきたサルがいろりにあたろうとしたとたん、いろりにかくれていたクリがパチーンとはじけて、サルのお尻にぶつかりました。
「あちちちっ、水だ、水!
というか、なんなんだあのでかいクリは。・・・いや、クリなのか?」
謎の大きなクリにお尻をやられ、冷やすためにサルは水がめのところへ走って行きました。
後編に続く
注)写真の関係上、後編が2個下の日誌になってしまいました。
後編をごらんになる場合、2個下の日誌へお願いします。