続きです。よかったら前編からどうぞ~。
ネコはすました顔で、魔法使いお屋敷の中へ入っていきました。
「私は偉大なる魔法使いでいらっしゃる、あなた様にお仕えしたくてやってまいりました。
どうか私をあなた様の家来にして頂けないでしょうか?」
「あら、家来になりたいの。よし、かわいいしいいわよ。」
こうして魔法使いの家来になったふりをしたネコは言いました。
魔法使い様、噂によるとあなた様はどんな物にでも姿を変えられるそうですね?」
「ふふ。見たいというのなら、見せてあげる。」
魔法使いは、パッとライオンの姿に早変わりです。
「わあ、驚いた!でも、さすがのあなた様も、私よりも小さな動物にだけは化けられないでしょうね」
「なにをいうの?お前より小さいなど、朝めし前よ。」
魔法使いはパッと、猫よりも小さな動物に変わってみせました。
「それ、今だ!」
ネコはヒラリと飛びかかると、小さな魔法使いを、あっという間に倒してしまいました。
ちょうどそこへやってきたのが、王様の馬車です。
ネコは、うやうやしくおじぎをすると、
「これはこれは、ようこそのお運びで。ここが主人のお屋敷でございます」
王様「なんと公爵殿は、こんなりっぱなお屋敷までお持ちじゃったのか」
感心した王様は、決意したような顔で言いました。
「結婚を認めよう。」
ネコ「やった、ご主人様がお姫様と結婚できるぞ!!これで幸せに暮らスことが出来る。」
ネコと三男はそのままお城へ行くこととなり、結婚式を挙げることになりました。
三男「・・・え?お姫様じゃなくて、まさか王様と!?」
王様「今日から私は王様じゃなく王妃様よ❤」
三男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ネコ「何か違ったけど、ご主人様が不自由なく暮らせることには変わりない。」
こうしてネコと三男は何かを失いつつも、不自由なく暮らしましたとさ。
めでたしめでたし???
あとがき
お題ドレアも今回で十作目となりました。
今回は実はいつもと逆でキャラありきの物語になってますww
まずは今回ご協力下さった方を紹介
長靴をはいた猫:〈ネコ島観光大使、いいニャモプロデューサー〉コテツさん
王様 : <クロヅクメーズ> たーみねーたさん
兵士、魔女 : <クロヅクメーズ> あじさいさん
小さな魔女 : <猫みみプクっ娘ラボラトリィ> なつこさん
実は以前からたーみねーたさんこと、たみちゃんから出演してみたいと言ってもらってたんですね。
いいニャモSPでお世話になってますし、なんとか形に出来ないかなーと考えた作品です。
コテツさんからもネコ役はぜひと言って頂いてたので、今回お願いしちゃいました。
あじさいさん、なつこさんも2度目の出演を快諾して頂き感謝です。
ドレアの方はというと、長靴ネコはピッタリでしたね。
よく出てくるイラストが見事に再現されてました^^
裸でも様になるのはプクの特権ですね。
(自分が同じ格好したら確実に通報される><)
自分としても、初めてマスカレイド着れたのは新鮮でした。
最初のシーンの村の若者っぽいのは上手く出来たかなって思ってます。
最近イベント等が多かったけど、お題ドレアもまだまだやってきますので、よかったら応援お願いしますね。