お題ドレア、第十五弾です。
あくまで、物語のキャラをイメージしたドレアをしてみようというものです。
ベースとなる物語、セリフに多少改変があるでしょうが、温かい目で見てやってくださいww
むかしむかし、あるところに貧乏だけど心優しい、おじいさんとおばあさんがいました。
ある年の大晦日の事です。
おじいさんとおばあさんは、二人でかさを作りました。
それを町へ持って行って売り、お正月のおもちを買うつもりです。
おじいさんは、かさを持って出かけました。
家を出てまもなく、雪が降ってきました。
雪はだんだん激しくなったので、おじいさんはせっせと道を急ぎました。
村はずれまで来ると
お地蔵さんがポツンと立っていました。
お地蔵さまの頭にも肩にも、雪が積もっています。
これを見たおじいさんは、そのまま通り過ぎる事が出来ませんでした。
「お地蔵さま。雪が降って寒かろうな。せめて、このかさをかぶってくだされ」
おじいさんは自分のかさを脱いで、お地蔵さまにかぶせてやりました。
家へ帰ると、おばあさんがびっくりして言いました。
「まあまあ、ずいぶん早かったですねぇ。それに、おじいさんのかさはどうしました?」
おじいさんは、お地蔵さまのことを話してやりました。
「まあまあ、それは良い事をしましたねえ。おもちなんて、なくてもいいですよ」
おばあさんは、ニコニコして言いました。
その夜、夜中だと言うのに、ふしぎな音が聞こえてきました。
「ピョイーン、ピョイ~ン・・・」
ふしぎな音はどんどん近づいて、とうとうおじいさんの家の前まで来ました。
おじいさんがそっと戸を開けてみると・・・。
なんと赤い配管工のおじさんが立っていました。
「おじいさん、かさをありがとう!!
ちょっと敵から逃げるためにお地蔵さまに変身していたんだよ。」
赤い配管工のおじさんはお礼を言うと、おじいさんに金貨(コイン)を渡して、立ち去っていきました。
おじいさんとおばあさんはその金貨で、幸せな正月を迎えました。
めでたし、めでたし。
あとがき
お題ドレア、なんとか年末に更新することができました。
年末ネタだったので、時期を逃すと出せないという恐怖の中ギリギリでしたww
久々に1人でしましたが、やっぱ表現は限られちゃいますね。
でも自分のペースで好きに撮影とかできるのはいいとこですが。
ドレアの方は赤いおじさんはまあ置いといて。
(お地蔵さんに変身できるやつあったなーということで登場させただけww)
おじいさんは足がワラの長靴(フッコミというのかな?)を表現できたかなーと思ってます。
オーガ種族靴は雪道に合いそうですしね。
お地蔵さんはまあ、灰色にしただけですww
胸のあたりが赤いのは一応、前かけイメージですね。
ということで、今年の日誌はこれで最後。
いつも日誌見てくれる方、1年間ありがとうございました^^
皆様、よいお年を~。