あのカンティスがやっと試練の結果をねじ曲げて世界を滅ぼしかけたことに気づいて謝罪してきたよ。
今更かよ。
まぁ、リナーシェの機転で主人公は試練を合格し、結果としてジアクトの脅威はなくなったので、手遅れになることはなかったし、謝れることを謝るのに遅すぎるってこたぁないと思う。
カンティスはまじでリナーシェに感謝しとけよ。
とはいえ、カンティスへのヘイトってやっぱ高かったのかな?
他のクエストと違ってこのクエストやけに主人公の感情がはっきりと文字に起こされてた。
主人公としては、カンティスに対するわだかまりはもうないよって描写なんだろう。
たぶん、それは祝勝会の時にリナーシェが主人公への手紙をカンティスに託した結果だとおもうけど。
今回はそれを補足するためのクエストだったんだろうな。
なんせ、一度軽く天使を代表して謝罪されたとは思うけど、カンティス個人が使命を放棄してまで主人公対して行った嫌がらせについて、その事の重大さに気づいてる感じはなかったしな。
まぁ、でもちゃんと謝られたし、彼なりに自分がやったことの後悔の気持ちを語ってくれたので許すしかない。
だがカンティス、てめぇはダメだっていうの気に入ってたんだけど仕方ないw
そんなカンティスについて考えてみよう。
彼は審判の天使の1人。
戦務課出身で武断派な気質があり、試練も本来の試練はホーリーキングと戦わせて実力を測るという感じらいし。
アクシデントによりホーリーキングが複数のスライムに分裂したことを利用して意図的に主人公を脱落させようとしたが、リナーシェに見抜かれ、この不正を天使長に黙っておくことを条件に両者合格を渋々認めた。
↑この時点で職権濫用と不正の隠蔽でクソヤロウ確定なのだが、本来はかなりの真面目な性格らしい。
大魔王という英雄としては異例な肩書き持ちという点や、逆恨みでしかないがルティアナが主人公の為に最後の力を使って消滅したこともあって暴走してしまったようだ。
サブクエをやってると、四天の星巡りはかなり重要な儀式のはずだが、文化祭感覚の天使もいるので、真面目な彼はそれをみて変な奴を合格させるわけには行かないという使命感もあったのかもしれない。
ミトラー不在時には天使長室に詰めていたし、ミトラー本人も彼を代理にたてたり、一時は彼に天使長の座を譲ろうとすらしていたので、天使の中でもかなりの実力者であり、その真面目さもあって信頼されていたと思われる。
そう考えると、彼の状況には少し同情の余地がある。
彼は戦務課出身で、ヘルヴェルとはその頃から同僚でお互い呼び捨てにしあう位には気易い仲だったようで、多くの天使がそうであるように、彼もまたヘルヴェルを信頼してたと思われる。
その信頼するヘルヴェルが担当する白灰の試練場では主人公の悪い噂が蔓延していて、ヘルヴェルがそれに何も対応していないということから、カンティスもその噂を信じて主人公は不適格だと思い込んだってとこだろう。
英雄達の悪神化以降も、天使長代理として、天使長室に詰めていることが多く、フェディーラやクリュトスが前線に立ち、ヘルヴェルが命を落としているのに何もする事ができない状況に武闘派の彼はかなり歯がゆい思いをしていただろうな。
結局、最終決戦でも第二魔眼砲という予定外の存在のせいで、英雄達は帰還ではなくジアゲとの決戦を選んでその多くが力尽きてしまう。
予定通りなら、天使達を動員した大攻勢でジアゲを討ち取り、魔眼の月を制圧しようと意気込んでいただろうからカンティスとしてはやり切れない気持ちでいっぱいだろうな。
まぁ、ツッコミ所があるとすれば、天使達は力をもってた神代の時代でも逃げることしか出来なかったし、今回もひとかけらとの戦いや悪神化した英雄との戦いでも一度もまともに役にたってないのに、どうやってジアゲを倒すつもりだったのか疑問ではあるのだけど、、、。
まぁ、そんな感じでカンティスはカンティスなりに悩んでいたんだろう。
リナーシェの追伸もその辺を見抜いてのことって感じなのかも。
やっぱ、カンティスはリナーシェに一番感謝するべきやな。
ヴェリナード王国に何かあった時は罪付きになってでも守護するくらいの姿勢は見せてほしい所だ。
調べてみたら、やっぱりカンティス嫌われてたみたいやねw
アストルティアプリンス第十回はアラクレス以下
第十一回は最下位だったらしいw
やっぱ、主人公がカンティスをからかってる描写は、彼のイメージ向上のために意図的に入れられてんじゃないかな。
開発陣からの彼への救済ってとこか。
第十一回の結果をみる限り効果はなかったようだけど、、、w