暗い水の向こうに揺れる 知らない街の灯り
とても近くに見えた まほろばの花の頃
あの時もう一つだけ 遠い波を越えたら
貴方のいる岸辺まで 辿り着いたの
黄昏の海に出て 二人は二度ともう巡り合えないの
寂しい眼差しを 重ねて眠った夜も消えて
黄昏だけを抱いて あの日の波はもう深い海の底
悲しみを知らない 蒼い夢を見て眠っている
黄昏の海に出て 二人は二度ともう巡り合えないの
寂しい眼差しを 重ねて眠った夜も消えて
失ってしまえば、二度と戻ってこないもの。
この世には、そういうものがたくさんあります。
だからこそ、手にしたいものがあるならば、後悔しないようにもがいてほしい。
あと一つ、波を越えたら、貴方を待つ岸辺に辿り着くかもしれません。
涙を流せば取り戻せるなら、私は枯れ果てるほどに泣くでしょう。
けれど、失ってからでは遅いのです。
どれだけ嘆こうとも、悔恨の涙に溺れそうになろうとも。
アンちゃん「好きな歌詞書きたいからって、らしくないこと書くじゃない」
いいじゃない! この『黄昏の海』って曲好きなんだもの!
そのためにわざわざ夕方になるまでジュレの海で待機してたし!
アンちゃん「……風邪には気を付けないさいよ」