
「電気、消すぞ・・・」
ここは天国。いや、天国になる予定地。
来たる4月1日の為に彼らは日々修練を重ねていた。
目が痛いほどにピンク一色に染まった部屋でヒューザを練習相手にマニュアルを読むザンクローネ。その頬が赤く見えるのは照明のせいだろうか。
カチリ、と音がして照明が消える。本番ではこの後はあらくれと交代し、明るくなったら最後の台詞だ。
「どうだ、俺もなかなか上達し」
だが、これはあくまで練習だ。照明を落としても誰かがくることはない。
おそらく得意げな顔をしていただろうザンクローネを黙らせる。微かに香る小麦の香りまでも逃さず自分のものにする。そうして二人の体はまるで一つに交じり合おうとするかのように重なり、柔らかなベッドに沈み、そして

アンちゃん「いい加減にしなさいよ! せめてもっと間隔開けなさい!」
いやー、今年はナイト選挙にザンクいなかったから、つい・・・

~おまけ~
アンちゃんのお弁当、ご飯多くない?
アンちゃん「一時期パンばかりだったせいかご飯が美味しいのよ」
それにしたって多いでしょ・・・