本棚にはさまざまな本が置かれていた。
日記や小説、科学的や化学的でちんぷんかんぷんな本。
人様の本なのでバスティーユ・ローズの書かれている
ノートしか読まなかった。
閃きを養うために物語の中の物を造ってたらしい。
・・・造ってた?
さらに読んでいくうちに「出来た」?感想?が書いてあった。

造っている時に「喜びとは、悲しみとは、怒りとは」を考えた。
そして私は想う。
喜びだけで人は満足なのか。
悲しみが無ければ人は幸せなのか。
怒りは人として許せないのか。
楽しい事ばかりを望んでいいのだろうか。
さまざまな出来事が起こり思い出したくない出来事も多くあった。
と同時に、姉ちゃんと笑いながら走り回って遊んだ事も多くあった。
全ては私の中で脈々と生きている。
この薔薇はそれらの姉ちゃんを想う私の
「喜び、悲しみ、怒り、楽しみ」から出来ている。
その人そのものが薔薇に変わる事はないが
その人の心は、その人の思い出は未来永劫に残るものだ。
この薔薇を見ていると何故か姉ちゃんを思い出す。
だって記憶から出来ているものだから。
逢いたいと言う気持ちをこの薔薇が癒してくれる。
でっかいお魚を二人で採って喜んでいた。
飼っていたカブトムシが死んじゃって二人で泣いた。
私のポップコーンを姉ちゃんが食べて私が「グー」で殴った事。
かっこいい姉ちゃんを見るのが好きだった。
それらの思い出を少し使っちゃった。
でもそれだけの価値はあったかな^^
だって薔薇として花として私の想いが咲き続けるのだから。