1.概要
ドラゴンクエストX(以下、DQX)のコンテンツにおいて、"冒険"・"バトル"に並ぶ一大コンテンツである"ハウジング"は多くの冒険者を魅了してやまないのはDQXプレイヤーにとっては疑いようのない事実であろう。ハウジングに心血を注ぐ者の活躍は不定期に行われるスクリーンショットコンテストを見ても分かり、"視覚"から様々な情景を思い起こさせてくれる。直接家にお邪魔をすれば、さらに聴覚も交えた"雰囲気"という空気で、見る者聴く者の心を動かしてくれる。
ハウジングにおける聴覚的コーディネートの主力たる家具が「オルゴール」である。イベントの報酬やDQXサウンドトラックのおまけ、さらにお宝の花びらによる交換などで手に入るオルゴールは収集要素・実用性を兼ねそろえた魅力ある家具である。
しかし、オルゴールの設置にはとある問題点が考えられる。それは場所がかさばることである。決して小さくない立体物で、数も豊富、さらには設置しないと音楽を楽しめないという仕様により、多く設置しようとすると部屋の一角を占領してしまうのである。重ねておくと見栄えが悪いこともあり、必要最低限の設置を余儀なくされてしまう。
今回はオルゴールをなるべく多く設置し、かつ見栄えを損ねない方法として「無理やりジュークボックス」の開発・導入を目指すことにする。
2.必要なもの
(1)オルゴール 1つ以上
(2)オルゴールを覆い隠せる大きな家具 今回は「オーガ本棚」を使用した
(3)操作パネルを模すことのできる家具 今回は「スチ-ム貯金箱」を使用した
(4)写真立て
(5)無地(何も写ってない単色)の写真
(6)絵葉書用便せん
3.製作
ジュークボックスの製作に当たって満たしたい要件は「ジュークボックスの前面から「しらべる」コマンドによって全てのオルゴールにアクセスできること」である。
3-1.オルゴール設置
ジュークボックス設置箇所にオルゴールを"一点に集中させるように"設置する
3-2.ジュークボックス-ボックス部取り付け
オルゴールがなるべくはみ出ないように2-(2)で用意した家具「オーガ本棚」を設置する。ただし、ジュークボックスアクセス地点とオルゴールの距離が離れてしまうとオルゴールが調べることが出来なくなってしまうため、
オーガ本棚をジュークボックスアクセス地点に背中を見せるように設置することで、ボックス前面部の厚みを極力薄く抑える必要がある。
3-3.ジュークボックス-操作パネル用家具設置
オルゴールを覆い隠すだけならばこの工程は飛ばしても差し支えはないが、ジュークボックスを作る事を目標にしているため、操作パネルも取り付けることにする。2-(3)で用意した家具「スチーム貯金箱」を3-2のボックス部からジュークボックスアクセス地点側にわずかにはみ出させることで、「ジュークボックスの操作パネル設置」と「オルゴールアクセスの良好さ」を両立させる。
3-4.ジュークボックスのお品書き
2-(5)で用意した写真を思い出アルバムから選択し、絵葉書作成モードに移行する(このとき絵葉書用便せんを持っている必要がある)。絵葉書にオルゴール名と対応する曲名を書いて封をする。その後、ジュークボックス近くに設置した写真立てに先ほど用意したお品書き用絵葉書を飾る。
4.検証・対策
ジュークボックス導入に際して、きちんと定点からオルゴールに全部アクセスできることを確認したが、開発途中・開発後で考えられた問題点を挙げる。
4-1.アクセス地点の判別方法
開発者はジュークボックスの正しいアクセス地点を知っているため問題はないが、訪問客には少々分かりづらい可能性がある。対策として、「ごうかなラグ・小」(赤緑問わず)を"アクセス地点が中心になるように"設置することである。
4-2.オルゴールのはみ出し
「VIPカジノオルゴール」のような大きい家具はオーガ本棚を持ってしてもはみ出してしまったが、それを逆にジュークボックスの装飾として利用したり、柱などで隠してしまうことも対策として有効なのが分かった。
4-3.アクセス可能オブジェクトの氾濫
開発当初は3段ブロックを3つ並べてジュークボックスのボックス部にしていたが、"しらべる"コマンドによってリストに並ぶオブジェクトの数が多くなりすぎる問題があり、わずらわしさを覚えたので、「1つでだいたいのオルゴールを覆い隠せる家具」を選ぶ必要が出てきた。今回オーガ本棚を選んだのもそのためである。
5.まとめ
・オルゴールを一点に置いて覆い隠す
・絵葉書でお品書きを書いて設置する
・こんな長文書く必要はない