クマトンベェの冒険日誌

どっかでリアルかバーチャルかって話が出てたのでちょっと思うところを書いておきますよ。

さて。
ドラクエ１０の中にいるこのプクリポはただのプクリポのキャラクターであって、
その中身はテベリ（娘２歳によればテレビのことである）のこっちがわにおる
ただの人間です　もうおっさんといっても過言ではない年齢です

でも、その「ただのキャラクター」というのは、
ゲームの中では生き返しを受けて魔王を倒そうとしながら
よりみちばっかりしてるプクリポというロールを請け負っています。

これは現実と仮想なのでしょうか。
それを簡単に切り分けるのは無理だと思いませんか。
なので、ぼくはこの外でコントローラを持ってる人間であって、かつ
脳天気に冒険しているプクリポでもあり、それが重なり合っています。

これって都合良く使い分けるのが良いと思うんですよね。
リアルで嫌なことがあったときはこれは仮想なんだ外のコトなんて知らないって思えば良いし、
いいことがあったときはこれは地続きなんだ中も外も楽しいんだって思うといいんだよ。 でもどうしたってコミュニケーションを文字で取るといろんなものは失われます。
ゲームの中のプクリポ君がもらったたくさんの言葉も、
それはチャットという制限のある仕組みを通じて放たれた言葉であって
思いをすべて載っけたまま放たれることはありません。
たった10数文字にそんなものを載っけたらたぶんそれだけで人生終わっちゃいます。

だから言葉の間からはたくさんの想いが失われていくし、
それが往復していくうちに想いはよからぬほうに歪んでいくことだってあるかもしれない……
でも失われた想い、変わってしまった想い、なんてどうやって知ることが出来るでしょうか？
時間は戻りません。
いったん失われた想いを、今またこの瞬間、同じ重さとしてもういちど発信することは、想った本人でも無理だと思います

でも、ここまで書いてきて、こんな話は
バーチャルとかリアルとか関係ない気もしますね。

ところで。
オンラインゲームを始めたときに最初に心に決めたことがあります。
ぼくはこのよくわかんないキャラクターのプクリポであり、それを操作するのはごくごくふつうのおっさんのであるけれど、いっぽうで、言動はこのプクリポのロールに従って受け取るし発信することになるだろう、と。

見えない思いを無理矢理見ようとしない。
伝わらなかった思いを勝手に解釈しようとしない。
そんなことを考えていました。
もともとぼくは鈍感な人間ですから、無理したってしょうが無いんです。
生きていくことは日々に傷を付けるようなことです。
あるがままと関わり合うことしか出来ません。

ぼくに係わってくれたこのゲームのロールプレイヤーに、
すこしでも楽しい時間があれば良いとほんとうに思ってますし、
なるべくそれを動機にゲームを進めていこうと思ってます。

バージョン３も出ることだし、
ちょっと低下していたIN時間を取り返していこうかなと思います。
おなじみの方も、お久しぶりの方も、はじめましての方も、
楽しくあそびましょうね。