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フローラルダンディエックスくん

エックス

[エックス]

キャラID
: LO107-155
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 131

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エックスの冒険日誌

2020-06-07 19:44:45.0 テーマ:その他

血迷う錬金術師

二次創作
4.5までのネタバレ

妹のミーナがエックスの自宅で暮らすことになった。 ある朝、眠っていたエックスが耳を劈く爆音に叩き起こされた。
エックスが緊張しながら一階に降りると、ミーナが錬金術の器具が並べられた部屋、通称「実験室」から顔を覗かせてウインクしていた。

「ごめんお兄ちゃん。爆発しちゃった〜」

実験室からは煙が立ち込め、爆風のためか内部は散乱しているようだ。 「そんな危険な練金するなよ!」
「えー。でも爆発くらい、ウルベアでは普通だったけど。」
「ほんとかよ」
「ほんとよ!」
「じゃあミーナ。キィンベルに行こう。錬金術師が多いから、ミーナの錬金術が本当に普通かわかるだろ。」

〜ゼフの店〜 リンカはエックスの妹が錬金術を披露したいというので、興味津々でミーナの手元を見つめていた。
お手製の錬金釜にミーナが慣れた手つきで素材を入れようとすると、リンカが制止した。

「なんだその手順は!」
「え、いつもこうしてるんだけど」
「一歩間違えば爆発するよ!」

エックスが噴き出すのを尻目に、ミーナは懐から分厚く仰々しい書物を取り出した。

「これが私が参考にしてる錬金術師の著書よ!5000年前だったら、ちょうど彼が影響を与えていた時期だと思うんだけど、知らないの?」

リンカが表紙を覗き込むと頭を抱えた。

「やっぱりか。ミーナちゃん。確かに彼の錬金術は一時期主流だったけど、あまりに危険で多くの錬金術師が犠牲になったんだ。」
「え」
「このキィンベルではすでに彼の錬金術は規制されている。その本も禁書扱いだろうね。取締りを受けたくないから、それ持って早く出て行ってくれないかな。」

リンカは背後で怯えている魔法生物たちを一瞥した。

「この店を吹っ飛ばされたくないし。」

二人は店を後にした。

「やっぱりミーナの錬金術は危険なんだよ」
「そうかもしれないけど、キィンベルの規制が厳しすぎるのよ」
「どうしてもやりたいなら誰もいない屋外でやってよ。吹っ飛んでも助けに行くから。原型を留めてれば...多分。」
「そんなヘマしないわよ...多分!」
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