二次創作
5.3以降の展開予想です。
ネタバレ防止のスペース
エックス「ミーナ、あの日はなんなんだよ?突然戴冠式をめちゃくちゃにして...また死ぬかと思ったんだけど!」
ミーナ「うん...ごめんなさい、お兄ちゃん。どうしても必要なことだったの。わかってほしい。」
「ミーナを疑いたくなんてない。でも説明もなしに分かれなんて無理だよ」
「私も、説明しようと思って来たのよ。私が魔界に飛ばされてからやってきたことを。」
「まず、魔仙卿を継承してから、最初の仕事をしたの。魔仙卿の役目は、お兄ちゃんに教えたよねっ?」
「魔界を守って、大魔王を選定すること?」
「うん。それも、ジャゴヌバの託宣をもって。私は初仕事で、先代の大魔王にそれを告げた。」
「...え?先代ってまさか、マデサゴーラ?」
「お兄ちゃんも薄々気付いてたでしょ。あのマデサゴーラを大魔王にした魔仙卿は私なんだって。」
「ええ?そんな...。」
「そして私は、お兄ちゃんも知ってるあの計画を立ち上げた。アストルティアの勇者転生をすり抜けるため、神殿レイダメテスをアストルティアに作らせた...。」
「...っ!」
「死者の魂を素材にして、冥王ネルゲルを産むための錬金釜をね。」
「はあ?冗談だろ?あいつを、ネルゲルを、ミーナが産んだって?」
「ごめんなさい。ほんとうのことなの。」
「お前、エテーネルキューブで何度も村の襲撃を止めようとしたって、それでどうしてもできなかったって、なのに」
「必要だったから...。」
「ひ、必要って、ネルゲルが?マデサゴーラが?はぁっ、やつらに苦しめられた人たちも、必要だからって、全部お前が?」
「そうなるよね。でも、お兄ちゃんももうすぐわかるよっ!」
「分かるかー!絶対に。なあミーナ...タチの悪い冗談じゃないなら、それじゃあオレはここでお前と戦わなくちゃいけなくなる。」
「殴りたいよね。殴っていいよ。」
「何でだよ!いつもみたいにセンスのないギャグなんだろ!?またへらへら笑えよっ。なんだってそんな...感情のない目で。」
「ごめんなさい、お兄ちゃん。辛い思いさせて。でもね、私の方が辛かったよ。何百年も、何千年も...。この使命から逃げたかった...。」
「...そうか、ミーナ...オレがこの手で終わらせてやるーーー」
「ーーーな!?」
「ああ、よかった。最後の“素材”が回収できそう。」
「ごほっ。何で、体から魔瘴が...イルーシャに取り除いてもらったはずなのに...。」
「お兄ちゃんの中にある限りない光。女神ルティアナと種族神らの祝福。これを絶望と憎悪で相転移させる。お兄ちゃんの真っ直ぐな性格のおかげね。」
「見込み通り、必要なエネルギーに足りるね。お兄ちゃん、少しの間だけ眠ってもらうよ。」
「ミーナっ、何を...。」
「私がやってきたこと、それはね、この魔界とアストルティアを、新たなる大魔王を生み出す巨大な錬金釜にすることだったのーーー」
「これだけスケールの大きい錬金、きっと副反応も大きいよね。でも大丈夫。お兄ちゃんがどんなカタチになっても、私はお兄ちゃんのことが大好きだから...!」
ひいおじいちゃんに似ちゃったミーナちゃんは多分裏ボス