「なんで、その名前?」と時々聞かれるので、解説します。
一般的に金属は、単一元素で使われることよりも、混ぜ合わせて使用されることが多いです。いわゆる”合金”です。
例えば、
鉄に炭素などを混ぜることにより”鋼”になります。
また、クロムを混ぜることにより、さびにくくなります。これが流し台などでもお馴染みな”ステンレス”です。
その他、
銅とスズを混ぜると青銅(ブロンズ)
アルミに銅・マグネシウムなどを混ぜるとジェラルミン
スズと鉛を混ぜると、電子基板のハンダ付けでもお馴染みなハンダ
など合金はたくさんあります。
最近、注目されているのが
硫黄+銀+ヨウ素+マグネシウム+イットリウム
の合金で、その硬度は、井村屋あずきバーの3倍、オリハルコンの6倍と言われています。
それらの元素記号
S Ag I Mg Y
から命名させて頂きました。

(民明書房刊「NHK教育講座 目指せ高田純次」より)