ひんしからはじめるげぼくせいかつ
おとこもおんなもわりぃやっぱつれぇわ
すかいだいぶちゅうはいれるほけんぼしゅう
※バージョン5のストーリーのネタバレを
多く含みます。
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王道にして外れなしとはよく言ったものだ。
ようやくストーリーバージョン5である
「いばらの巫女と滅びの神」のすべての章を
クリアした。
前回のバージョン4に比べてかなり時間が
かかってしまったが、
それだけストーリー以外に楽しい出来事が多かった
おかげだと思う。
いきなりの瀕死から魔族に身を落としたときは
どうなるかと思ったが(といっても見た目がほぼ変化せず最初は気づかなかったが)、
無事人間にも戻れたし、なんとか先日ラスボスの
闇激推しの邪神様を倒すことができた。
物語の終盤に何度も出てくるワードである
「光と闇」そして「協調」、
今思えばこれらが今回のストーリー全体の
テーマだったと言えるだろう。
光と闇、テーマとしては王道も王道、
嫌いな人はほとんどいないだろうし、
とてもわかりやすいテーマである。
そんなテーマの主に闇担当の邪神様と言えば、
最終的に光にちょっと価値を見出したかと思いきや、強い光によってより濃くなった闇で女神を倒し、
さも真理を得たとでも言うように誇らしげにしていたが...
そんなスイカに塩をかけると甘さが引き立つ程度の気づきしか得られないような邪神に好き放題されるのは正直大変癪だったんで、無事しばき倒せて本当に良かった。
メイン職がデスマスターの私には似合わないかもしれないが個人的には陰陽的な、アストルティアで言えば天地雷鳴士の考え方が好きである。
陰と陽、清と濁、人は双方のバランスが大事で、
どちらだけでも、どちらに偏ってもよくないという
考え方。
健康的なものさえ食べてれば良いわけではなく、
たまにジャンクフードを食べるぐらいが
ちょうどいいのである。
なので、かの邪神様の「闇は闇だけで存在できる」
という考えは私としては一貫して賛同しがたいものであった。
それはともかくとして、世界の成り立ちは紆余曲折はあったものの、これからはアストルティアと魔界、
双方どちらの存在も認め、協力して生きていくのだろう。
どちらも欠かせない存在として今後も仲良く
やっていくことを祈る。
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そして今回のストーリーで最も印象に残ったのは、
イルーシャが女神の復活の為に自らが犠牲になることを決め、最後の思い出として各場所で
スケッチを描いた後の浜辺でのシーンである。
浜辺で無邪気に遊んでいた彼女だが、
突然泣き出して死にたくない、
この世界にいたいと言った。
彼女としては思い残すことを終えれば、
世界の為にその命を終えても良いと
思ったのだろう。
しかしあの瞬間彼女は女神の依代ではなく、
普通の女の子になってしまっていた。
自身が普通の人間だったならば、
生きていることができたならば、
叶ったであろう幸せに生きる日々を
思い描いてしまったのかもしれない。
犠牲による平和というのは珍しくもないし、
現実的にやむを得ないこともある。
しかし、犠牲になった人間にとっての
平和は永遠に訪れないのだ。
見るに堪えないほど辛いシーンであったが、
最後に救われて本当によかった。
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終わりよければすべて良し、
なんだかんだ私は今回もまたがっつりストーリーを
楽しむことができた。
次のバージョン6も楽しみである。