呼んでいる。
大いなる存在が私を――
とりあえず、前回の続きです。キングサイズのイカを探し求めてひたすら釣りに。
イカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカイカ
――そして、気がつくと半日が過ぎていた…。
嘘、私の休日イカ一色…!?
ここ最近のアストルティアはイカの記憶しかねぇ…。ゆゆしき事態です。
でも、私は諦めない。
半日を無駄にしたと笑う人がいるかもしれない。
レベル上げをする方が有意義だと指摘する人がいるかもしれない。
しかし、しかしだからこそ、私はあえてここで釣って見せるのだ。
なぜか?
ゲーマーは夢を買うものだからだ。
私たちはただひたすらに達成感と自己満足、0と1のデータという形なきものを追い求めている。
正直言って利口とは言えない。
外でスポーツの一つでもした方が賢いかもしれない。でも、もしそうなら。
私はバカで良い。
ここはアストルティアだ。ネトゲだ。現実ではない。ゲームの中だ。
ゲームの中ですら、夢を追い求めなくなったらどうなる?
ゲームをしている意味がないじゃないか!
だから、私はバカで良い。
要はロマンなんだよ!後悔してないよ。本当だよ。
だから、
だから、明日こそ
――釣ってみせる!
無茶で無謀と笑われようと、意地が支えの爆釣道!
イカがいるなら黙って釣れ!
ツールで釣れなきゃこの手で釣る!!
心のルアーが運を寄せる!!!
俺を!
俺達を!
誰だと思ってやがる!!