れいなリボンの冒険日誌

ツール牧場で仲間モンスターの名前を見て既に気付いているフレさんも多いかと思いますが、私は無類のテイルズファンです。
ナムコのテイルズオブシリーズね。
第１作目のファンタジアからほぼ全ての作品をプレイしています。

その最新作「テイルズオブアライズ」を終了しました。
正直、期待外れでした。この作品が好きな人には申し訳ありませんが。
前作のテイルズオブベルセリアが思いのほか面白かっただけにガッカリ感も大きい。

ただし重要視するポイントは人それぞれですからあくまでも、れいな視点での話です。
私が最も重要視するのは脚本です。次に音楽。
販売形態やバトルシステムやアイテムややり込み要素などゲーム性自体は二の次です。

その脚本がイマイチでした。
大筋はテイルズらしいテーマではあります。
レナとダナという二つの世界、その民族同士のいがみ合い、差別、身分制度。
このパターン多いですよね。
人間とハーフエルフ、ヒューマとガジュマ、天上人と地上人、インフェリアとセレスティア、テセアラとシルヴァラントなどなど・・・
一方がもう一方に、ある日突然侵攻し崩壊させ、これを支配・統治します。
もちろん主人公は支配を受ける側からのスタート。
しかも無理矢理五つに分割されたうちの一つの領地から。

この時点で嫌な予感がしました。
そう、ナドラガンドの五つの領界のパターンです。
予感は的中。支配する暴君を倒して次の領界でまた同じ事を繰り返す。計五回も。
いつも言ってますが、その様な先が丸見えで同じ事の繰り返しになる展開というのはプレイヤーにとっては最悪です。
めんどくさい・・・という感情しか湧いてきません。

しかし例え大筋がベタなシナリオであっても、主人公や各キャラのセリフが素晴らしいのであれば没頭できます。
今回はそれもやはりダメでした。
仲間キャラは自分（アルフェン）を含めて６人ですが、誰と会話する時もシリアスで堅苦しい内容ばかり。
普段のテイルズならそれぞれもっと個性的で違いがはっきりしていて引き込まれる会話が用意されているのに、今作はずっと緊迫したクソ真面目な話ばかりで一本調子。
知らない分野の専門用語ばかり飛び交う会議にでも同席させられている様な状態で眠たくなってきます。

唯一、「ほう・・」と感心したセリフは中盤でアルフェンたちの発した一連の会話内容。
倒すべきは、誰かの物を力ずくで奪おうとするヤツだ。それは一人の誰かだ。レナでもダナでもない。良いこと悪いこと、何かをするのは全部、「誰か」なんだ。
そうね、私たちはつい個人の罪を全体に、全体の罪を個人に負わせてしまう。

ものすごくタイムリーな会話。
もちろん本作が作られている時に今現在リアル世界で起こっている事を知り得たわけがありませんから偶然ではありますが、改めて本当にその通りだよなぁと首肯しました。
ロシア人というだけで入学を取り消されたとか、駅のロシア語の案内を削除したとか、そんなニュースを見るたびに
そうじゃないでしょうが！
とウンザリします。
　 ちなみにテイルズシリーズで私が好きなシナリオベストスリーは・・・
デスティニー２
ヴェスペリア
シンフォニア
　
好きな曲ベストスリーは・・・
火花散らして（ヴェスペリア　フレンと対決）
覇王の籠（グレイセス裏ダンジョン）
Passion（カルバレイスの町）
　
印象深いキャラベストスリーは・・・
バルバトス
レイヴン
ティポ