ようやく最新バージョン(6.1)のシナリオを完遂しました。
以下、まだの方にはネタバレ要素がありますのでご注意下さい。

総評としては、期待以上に良くできていたと思います。
おはなし感想広場を覗いても評価する投稿がほとんどです。
ただ、投稿数自体が驚くほど少ないのでプレイヤーの減少はいやがおうにも痛感せざるを得ませんけど。
今回、三闘士編・ハクオウ編・リナーシェ編と三本柱でしたが、
6.1の「絵」になっているだけあって、やはりリナーシェ姉妹のお話が一番のメインディッシュでしたね。
6.0の時の胡散臭さが吹き飛んでナジーンのように一気に好感度が上がったんじゃないかしら?

演出的には良かったのですが、脚本自体はまあ中ぐらいかな。
ハクオウもリナーシェも並外れた才能があるが故に
おなじみ「協調」する事よりも、独断専行で突っ走って失敗した失敗した失敗した失敗した・・・・・・
という構成にややマンネリ感が否めない。
でもバージョン1からの藤澤さんに放り出された五大陸のお話の続きを
なかなか見事に齟齬を出さずに繋いでいるなと思います。
バージョン6自体が「今までと関係のない全く新しいお話」になると思っていただけに。
ゆえに1.0で作られた景色と6.1のグラフィックの両方を交互に見る機会が有るわけですが、やはりずいぶん違いますね。水とか炎の表現など。

一連の「事件」の背後に居た首謀者、明らかになりました。
まああのおねーさんの更に後ろに邪悪なる者が居そうですが。
名探偵フォステイルの長ーい解説の最後に「妖魔のまなざし事件」みたいに
誰が犯人なのか「推理」する選択肢が出るんじゃないかと身構えました(≧∀≦)
しかし、天使どもに冷遇された理由をあんなにあっさりと一言で片づけられたのは納得いかないよね。
もうちょっと「はえ~、なるほどそういうカラクリだったのか」と思わせる深い話を期待していただけに。

バージョン1から登場する主要人物たちにボイスが付きました。
やっぱり上手い声優が感情を込めてセリフを発すると演出力が段違いですね。
今回は特に違和感を覚える声のキャラは誰も居ませんでした。みんな良かった。
これならオフライン版DQXの出来も相当期待できそう。
そう、そのオフライン版ですが大幅に発売時期が延期になりましたね。
もしかして理由はボイスを付けるキャラを大幅に増やしたからかな?と踏んでいます。
メインストーリー(ネルゲル編)では出てこないビャン・ダオとかサブストーリーのキャラにも声が付くことになったのでそれら全て「録り直し」するために大幅に遅れた。
んじゃなかろうかと愚考中。
ところでメルー公は息子とセーリアを結婚させたがっていますが、近親婚の心配をどうしてもしちゃいます。
でもまあオーディスから見ればセーリアは300年前の先祖すなわち・・・
10代以上前の従姉妹か。それなら問題ないかな?
実際に明治時代以前は身分の高い人たちの相関図を見ると従兄弟クラスの婚姻なんてザラにあったでしょうし。