観るべき長編アニメの「ハンターハンター」をようやく最後まで観終わりました。
DQ10内でよく見かける「キルア」「ヒソカ」ってキャラ名はこの作品から取っていたわけね。
主人公はゴンという12歳の少年ですが、これが鬼滅の炭治郎に負けずとも劣らない真っ直ぐな性格の良い子で誰からも好かれるタイプ。
幼少期から会ったことのない父親のジンを探して、また同じ12歳時にハンター試験に合格した父の後を追うために自分もその資格を取る事を目指します。
本作はいくつかの編に分かれていますが、
面白い編と退屈な編とが交互に来る感じでした。
ドラゴンボールで言えば、冒険探索パートと天下一武道会パートみたいな感じで、
前者に当たる編はワクワクするのですが、試合など戦いのみの編は私には退屈でした。
一番の盛り上がりを感じたのはやはり最後の章がスタートした辺りかな。
それまでとは打って変わっていきなり残酷な描写とダークなストーリーが始まります。
他の動物を喰らってその遺伝子を取り込んでどんどん進化していくキメラアントというアリの一種がいよいよ人間を食べてしまい、一気に知恵をつけて世界征服を企みだす。
なんとなくドラゴンボールのセルを、またロマサガ2の「アリだーーーーー!」を彷彿とさせるものがありました。
ただ、突入作戦開始後から急にテンポが悪くなって少しゲンナリしました。
5分で終わるお話を無理やり1話分に希釈しているみたいな感じ。
前話までのおさらいだけで1/3ぐらいの時間を消費して、キャラたちのセリフはほとんど無くてナレーションばかりがくどくどと喋っている。
おそらくアニメが原作に追いつきそうになったとかそういう事情だったのかな?と推察します。
本作は1998年がスタートで休止を何度も挟みながら長きに渡って描かれた作品。
そのため最初の頃はケータイを持っていたが、後半になるとスマホやタブレットを持っている。みたいに時代の流れを感じるポイントも多くあります。
ちなみにデスノートの時と同様に「メールアドレス」の略称はやっぱり「メルアド」でした。決して「メアド」ではありません(≧▽≦)
騙し合い・駆け引きなど、頭脳戦が本作の見どころです。
あと強キャラはみんなそれぞれ「念」能力という特有の異能を習得しています。
鬼滅の鬼たちが持つ「血鬼術」みたいなもの。
そういうネタの作品って他にもいろいろ有りますが、本作のそれは本当に多種多様で丁寧に考えられており似たような技とか何かのパクリだろみたいなのが一つも有りませんでした。
よくもまあこんなの思いつくなぁと感心しっぱなしでした。
本作のお話は完結しています。
が、今調べたら10月24日から連載が再開される様です。
約4年ぶりです。楽しみですね。