オススメのアニメの一つ、「夏目友人帳」を全話視聴しました。
1~6シーズンと特別編と劇場版と。
噂に違わず良い作品でした。
基本的に一話完結型なので他の長編アニメの様に次が気になって何十話も一気に観てしまう様な物ではありませんが、
とにかくその一話一話の「締め」が素晴らしい。
最後にジワ~ッと心が暖かくなるお話が多くて、エンディングの静かな曲との繋ぎ方も抜群。
「戦い」にはあまり重きを置かず、心の機微に重点を置いている作品なのでそういうのが好きな人はハマるかも。
ただ、シーズン壱と弐は少々退屈だったり似たようなワンパターンの話が多めでした。
参から俄然内容が濃厚になってきて面白くなりました。
主人公の夏目貴志は幼少期から「妖怪」が見えるという特異な体質を持つ。
しかも厄介な事に、それが他の人にも見えている「人」なのか自分にしか見えない「妖怪」なのか自分では判断がつかない。
なので何も無い所で急に悲鳴をあげたりして幻視や幻聴の症状を持つ精神的におかしい子なのだと思われてしまう。
祖母の夏目レイコも同じだった様で人間よりも妖怪たちと仲が良かった。
しかし若くして亡くなったので直接会った事は無い。
遺品の友人帳にある名前を妖怪たちに返還する際に当時のレイコとその妖怪とのやりとりが脳に流れ込んで来て、どの様な人物だったのかが判る。
でも祖父にあたる人は?
誰と恋愛したのだろう?
その辺りはついぞ判明しませんでした。
誰とも仲良くなれないレイコがいったいどんな人間と結ばれたのだろう?
まさか人間と「あやかし(妖)」が結ばれるって線は無いよね?
いつ子供(すなわち貴志の親)が生まれたんだろう?
何が死因で亡くなったのだろう?
今後、その核心部分が描かれる予定はあるのかなぁ?
たぶん今までで一番感動するお話になるだろうと思うのですが、あえて謎のまま描かないって可能性も高そうね。
この作品を読んだ皆さんはどのような考察を持ってらっしゃるか興味が湧いてきました。