もうすぐ、ver6.3 ということで、おさらい日誌を書いてます。
双子の勇者の話が最初に出てきた 心層の迷宮のおさらい日誌です。
迷宮は3つあるので、3つに分けて日誌を書いています。
この日誌はそのラスト、断罪の森編となります。
他の2つの日誌は、
1: 悔恨の園編
2: 哀惜の砂漠編
では、スタート!!
【ネタバレ】ご注意ください。
緑色のお墓が、断罪の森への入り口です。
そして、このお墓に眠る人は、賢者ワルスタットになりますね。
つまり、2代目勇者アジールと、その盟友レオーネの物語!
大魔王ヴァルザード時代なので、約3500年前のこと。
さあ、こちらの内容、6.3で描かれるのでしょうか??
いずれにしても、レオーネの気持ちに想いを馳せずにはいられません・・・
●○● レベル1 ●○●
<謎の亡霊(青年)>
そなたら当代の勇者と盟友は歳が近いようだが 私の知る勇者と盟友はかなり歳がはなれておったよ
盟友と出会ったときの勇者は まだあどけない子供でな
大魔王討伐までの十数年の月日で 彼らは肉親のような絆を育んだものだ
この平穏が 永遠に続けばよいと思ったよ・・・
<謎の亡霊(老人男性)>
大魔王討伐に加わった賢者ワルスタットは 魔法の才に秀でた俊英であった
元来争いごとを好まぬ性格ゆえか 厳しい修行に恐れをなし 幾度となく逃げ出したもんじゃて
実践を意識した修行は、常に死と隣り合わせ
盟友も修行になると人が変わるよる ・・・まるで鬼のようじゃった
視察にきた官吏が止めに入るくらいじゃ
3人の過酷な修行は 大魔王との戦いに向かう直前まで続いたのう・・・
●○● レベル3 ●○●
<謎の亡霊(中年女性)>
あたしの時代の大魔王との戦いは 勇者だけが命を落としたんだよ
生還できたのは 盟友と賢者のみ
ケガの絶えない厳しい修行の果てに 死が待っていたなんて やりきれないね
<謎の亡霊(中年男性)>
これは喜劇だ
大魔王を倒す前より 倒したあとのほうが国が荒廃した
こんなこと 誰が想像しえたであろう!
すべてはあの日
大魔王討伐の吉報と 勇者の戦死という訃報が 同時にもたらされた日に始まった
まさか勇者を失った責を 世界を救った盟友と賢者に負わせようとは・・・
当時は 誰しもが理性を失っていた
●○● レベル5 ●○●
<ぼろぼろの本 ※謎の亡霊はいない>
誰かの日誌のようだ
大魔王との戦いに向けた 過酷な修行の日々が記されていた
●○● 記憶を取り戻した 賢者ワルスタットの話 ●○●
(↑で見つけた日誌を見せると・・・)
これは私の日誌だ
賢者である私が 勇者と盟友と過ごした修行の日々を綴ったものだ
ひと回りも歳の離れた勇者と盟友は 私が知り合った当初から激しい修行に明け暮れていた
無論 大魔王を倒すためのな
ケガなど当たり前
いずれどちらかが命を落とすのではないか・・・
そう予感させるほど危険な修行だった
大魔王討伐の仲間として修行に付き合ううち この荒行には 大魔王を倒す目的の他に
ある想いが込められていると気づいた
勇者に生き残ってほしい・・・という想いだ
盟友の厳しさは 愛情の裏返しだったのだ
その想いは 勇者にも通じていた
だが大魔王との戦いで勇者は死に 勇者を見殺しにしたという疑惑の目が
生き残った私と盟友に向けられた
おろかしいっ!
どれほど盟友が 勇者の生存を望んでいたことか!
苦楽を共にした者以外にはわからんのだ!
私は修行の日々を綴った日記を 女王にお見せし 無実を訴えた
(※女王とは巫女ゼーナピアのこと ←ウクレ注)
だが女王は 激しい修行の表面しか読み取ろうとせず
盟友が勇者を相手に 私怨を晴らしていたと曲解する始末!
挙げ句 盟友は勇者を憎んでいたなどと妄言を吐くに至り
私はようやく 己の行為が裏目に出たと悟った・・・
それでも 心のどこかでわかっていた。
自分か盟友 どちらかが泥をかぶらなければ 女王の気はおさまらないと・・・
自分を守ろうとすれば 必然的に盟友を陥れることになる
その罪の意識を自覚したのは すべてが終わったあとだった
尽きせぬ罪悪感が 眠りのふちから私を呼びさましたのだろう
私の犯した罪は 死してなお消えるものではないし 許されもしない
また つぐなうこともできない
亡霊に身をやつそうとも この罪は背負っていくべきものなのだ