今は5月。
葉桜が見事な季節ですが、ちょうど1か月前は桜が咲いている時期でした。
北海道では、今がちょうど見ごろのところもあるようです。
そんな今年、皆さんはお花見されましたか?
僕は、座って飲んで食べての花見はしませんでしたが、
東京や地元で、満開の桜を堪能しました。
ということで、今日の日誌は、お花見のニュースでのお話。
リアルで僕が見たこと、感じたことを、徒然なるままに書いてみようと思います。
何のテレビ番組かはわすれてしまったけれど、
桜の時期、何気なくつけてたテレビから聞こえてきた言葉が忘れられない。
ニュースでの、どこかのお花見レポートだった気がする。
家族でシートを敷いて、お花見しているところをレポートしていた。
お花見を楽しむ家族の絵。
レポーターは、きゃっきゃと楽しむ子どもたちに話しかけた後、
80歳は過ぎているであろう おばあちゃんにマイクを向けた。
素適なお花見になりましたね
というレポーターのコメントに対して、おばあちゃんがこう言った。
ええ、本当に
来年来られるかわからないし、いい思い出になりました
おばあちゃんが、どういう気持ちで 来年のことを言ったのかはわからない。
単に家族と一緒に花見に行けないかも、という意味で言ったのかもしれない。
でも僕は、この言葉を人生と関連づけて考えてしまった。
数年前に、友だちとお花見に行ったときは、
「楽しかったね、また来年も来ようね」と口々に言って別れた。
その後一度も一緒に花見はしてないが、それは予定が合わないだけ。
このあと一生予定が合わないかもしれないけど、
予定さえつけばいつでも集まれる、という気持ちはある。
今年一人で花を見たときだって、来年もまた見られると思うから、
そこまで心に、花を留め置きもしていない。
何十回も見る桜の1回に過ぎない。
でも・・・
僕はいつの時点まで、「来年もまた来よう」「来年もまた見られる」と思い、
いつになったら、「来年来られるかわからない」「見られるかわからない」と思うようになるんだろう。
後者になったとき、僕は心の整理ができているのだろうか。
どんな状況に、僕はいるのだろう・・・
花見の季節は終わったけれど、あのおばあちゃんが笑顔で言った言葉を思い出す。
来年の桜の時期まで、まだ11か月ある・・・
こんな、お花見のニュースでのお話。
徒然なるままにPCに向かいて、そこはかとなく書いてみました。