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かわいそうなおじさん

アンダーソン

[アンダーソン]

キャラID
: BE527-447
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 114

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アンダーソンの冒険日誌

2014-06-27 13:58:06.0 テーマ:イベント

遊郭一番レンダは二番、三時のおやつは君に決めた!~笹4本目~

みなさんどうもこんばんみ!
アンさんこと、アンさんです。

ついに待ちに待ったイベント、七夕がやってきましたね。
私、季節イベントの中では七夕が大好きなんです。
自分の誕生日が七夕と言うこともあるんですが、あの特設会場に行くと凄くワクワクするんですよね。
様々な屋台や色とりどりの飾付けがされた風景がそうさせるんでしょうか。
不思議ですね。







と言うわけで織姫が必須だったのですが、イベント4日目にして私の計画も暗礁に乗り上げてしまったようです(私の人生は暗礁に乗り上げるどころか、既に沈没寸前)。

織姫役の相手が見付からない。

チームチャットで募集してみても梨の礫で、行けない・行かないと言う返事がないどころかリアクションすらない状況。
一体どうしたことだろう。
シャイにも程がある。
とりわけ、うちのチームメンバー女子はその傾向が強いのだろうか。
全く理由が分からないまま、これでは計画も半ばに夢敗れる結果となってしまう。
もはやこれまでか…。
そう諦めかけた時、一人のチームメンバーが名乗りを挙げた。



シ「私でもいいのかな?」



手を挙げてくれたのは、この春、新メンバーとしてうちのチームに入ってくれたプクリポのシロンちゃんだった。
捨てる神あれば拾う神ありとは正にこのこと。
こんなにも優しい人を私は見たことがない。
困り果てた私に指した一筋の光明。
それは希望の光以外の何物でもなかった。

いいに決まってる。
私は来るものは拒まず、去る者は追う。
常にその姿勢でやってきた。
こちらの呼びかけに応えてくれたのであれば、今度はこちらが応える番である。

俺「ありがとう!行こう!」

目頭が熱くなり、TVモニターがボヤけてみえた。
泣いてなんかいない。
ただちょっと、ほんのちょっとだけシロンちゃんの優しさに目か眩んだんだ。

チームメンバーのアルどんも装備を善意で譲ってくれた。
シロンちゃんの為だと言いながらも、なんだかんだで俺に優しいアルどん。
間違って衣じゃなくて装束を送ってきたのは、本当に彼らしい間違い。
そんな間違いも、優しさ故の事であり些細な問題でしかない。
その気持ちが嬉しいじゃないか。

装備を揃え、一緒に会場へ行って、そしてイベントをクリアする。

そんな当たり前のことを、メンバーであるシロンちゃんと一緒に出来る、当たり前の幸せ。
私はこの幸せを噛みしめる必要がある。
当たり前などという漫然に胡座をかいてはいけない。
日々感謝をしてこそ、この幸せを当たり前だと認識出来るのだから。

そんな時、シロンちゃんがこう言った。



シ「リーダーのおかげで、ようやくこのイベントがクリア出来たよ。本当にありがとう;;」



シ「こんな優しいリーダーがいるチームに入れて私は本当に幸せだよ」






…あぁ、そうか。そうだった。

俺は、俺の幸せは、俺が幸せを感じる瞬間は、こうやって他人が喜んで笑顔を見せてくれた時だった。
だから、俺はチームを作ったんだ。
だから、楽しいチームにしたいって思ったんだ。
だから、ドラクエが好きなんだ。

全てが報われた気がした。
だから、俺も答えた。
素直に、最高な、感謝の言葉。



俺「俺のほうこそ、ありがとうね!」


















































惜しむらくは「彼」が「彼女」ではない、と言うことか。
そう、シロンちゃんは男子だったのです。
アルどんが装束を送ってきたことも、あながち間違いではないのだ。
さて、今日も今日とて織姫探しに精を出しますか(見つけてから出したい)。 四人目の犠牲者。
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