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かわいそうなおじさん

アンダーソン

[アンダーソン]

キャラID
: BE527-447
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 114

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アンダーソンの冒険日誌

2014-08-03 01:33:34.0 テーマ:2周年記念

昔mixiにあげたやつのコピペ

私はドラゴンクエストの2~6までをシコシコと勉強もせずにプレイして育った世代なんですが、学生時代はコミュニケーションツールの代表格でもありました。 

どこまで進んだ? 
今、なんレベル? 
どうやってあそこをクリアしたの? 

そんな会話ばかりしていたような気がします。 
これが全国共通なのかは分かりませんが、少なくとも私の周りはそうでした。 
そして、こんな会話を友人達としている時間が堪らなく好きでした。 

そんな気持ちに近いものを、ドラクエ10は久々に私に与えてくれました。 
インターネットで繋がった、この日本のどこかにいる顔も知らない相手と、つい数分前まで何の接点も無かった相手と、一緒に冒険に旅立つことで「仲間」になれた気がしたからでしょうか。 
子供の頃と同じように、純粋にドラクエが楽しいと思えたんです。 

何故、こんなにも楽しいのか? 

個人的に、ですが、RPGなんてものは100人プレイヤーがいたら100通りのシナリオがあってしかりと思っているのですが、どうやらこのドラクエ10は、そんな私の我儘を叶えてくれる素晴らしいRPGのようです。 



先日、いつものようにレベル上げ目的のパーティーに誘われ、ついていった先は自身初の未開の雪山。 
戦士・武闘家・僧侶・盗賊(私)の面子だったのですが、僧侶さえいればなんとかなると安心しきっていた矢先、事件は起きました。 
初見の敵に痛恨の一撃を連発され、私以外の三人が死亡。 
頼みの僧侶も死んでしまっては意味がありません。 
からくも私一人でその戦闘を終わらせたまでは良かったのですが、世界樹の葉もなく復活の呪文も無いこの状態の盗賊に、一体何ができるのでしょうか? 

私は考えました。 
ごめんなさい、そうチャットで呟き、一人で下山するしかないんじゃないかと。 
それ以外、方法がないんじゃないかと。 
しかし、短い間であれ一緒に戦ってきた仲間を見捨てるわけにもいかず、どうしようかと悩みました。 
あまり時間もない為、とても焦りました。 
無い頭を捻るというのは、こういうことを言うんでしょうね。 
次の瞬間、私は閃きました。 

「この飛行機の中に、何方かお医者様はいませんか!?作戦!!」 

つまり、この吹雪いている雪山で、僧侶を現地調達すればいいと気が付いたわけなんです。 
直ぐ様辺りを見回してみたのですが、それらしき人影はありません。 
というか、人っこ一人いませんでした。いませんでした。いませんでした。 

仲間に、「ちょっと待って」とチャットを残し、私は走り出しました。 

僧侶の方、いませんか!? 
そうチャットで叫びながら走り続けました。 
生憎の吹雪の為、私の叫びが届いているのか定かではありません。 
いや、嘘です。 
ちゃんとログに表示されてます。 

僧侶の方、いませんか!? 
しばらく走ったところで1つ目のパーティーと遭遇しましたが、残念ながら僧侶はいませんでした。 
僧侶無しで雪山なんて自殺行為だろ!?、そうチャットで叫びたくなる気持ちを抑え私は更に走ります。 

僧侶の方、いませんか!? 
奇跡的に2つ目に発見したパーティーのリーダーの方が僧侶でした。 
名前は忘れてしまいましたが、私の身長の4分の1程の背丈と、毛むくじゃらの体が印象的でした。 
えぇ、イエティではありません。 
立派な司祭様でしたよ。 

そのイエティを私のパーティー(くさった死体候補)まで誘導し、復活をお願いしました。 
イエティは快くザオの呪文を人数分唱えてくれ、見事我々パーティーは復活を遂げたのでした。 

仲間からは「ありがとう!」「助かった!!」などの称賛のチャットの嵐です。 
いやいや、私は運が良かっただけで、真に感謝しなければならないのは、あのイエティですよ。 
ありがとう、イエティ! 
お陰で私も楽しかったよ!! 



とまぁ、こんな感じで凄く楽しいんですよ。 
それをリアルタイムで他人と共有出来るわけで、楽しくないわけがないんです。 
強敵を仲間と共に打破する楽しみや、クエストの謎を解く楽しみ、他にも様々でしょう。 
それらに共通するのは、やはり他者とのコミュニケーションであり、それは子供時代のものと何ら変わりはないんです。 

だからこそ、こんな楽しみを私は周りの皆と共感したいと思い、いつものように長々と書いてみたわけなんです。 
これで少しでもドラクエ10に興味を持ってくれる人が一人でもいてくれたら、私もイエティも幸せです。 

一緒に冒険、行きませんか?
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