ラベンダーの冒険日誌

三人 「みなさんおはようございます」

ふち 「今朝より新番組【アフロde生テレビ】です。
      私、司会をつとめますスタジオアフロテレビアナウンサー
      ふち どり子です。宜しくお願い致します。」

まぁ 「アストルティア人物行動学専門の滝川まーがれっとです。」
     
ラベ 「自称女子力研究会会長 スーパーアイドルラベ子でーす♪ 」

〈ふち、まぁ 無視〉

ラベ「え！のっけから丸無視っ？！」

ふち「当番組はここアストルティアに住む様々な人に
     スポットを当て、そこから真に『モテる』とは何かを
     探り、引いてはラベ子さんをモテ街道ど真ん中に
     無理くりのせようという主旨です。」

ラベ「無理くり余計！超余計っ！アタシの冠番組なのに！」








ふち「ところでラベ子さん、今日の御衣装は自前ですか？」

ラベ「そーなのぉ♪スタッフがー『ラベ子さんモテるって思う
     勝負服で来て下さい』ってゆーから寝ずに考えちゃったぁ～」

まぁ「また可愛いを甚だしく勘違いしてるね」

ふち「わ、わたくしもちょっとそれは、と。」

ラベ「ええぇーーーー！ラベ鬼ショック！」

まぁ「だいたいコンセプトなによ、それ。」

ラベ「見て見てぇ♪このウサミミね、アタシがつけるとほらぁ
     子羊になっちゃうのぉー可愛いくない？？子羊イメージ♪」

ふち「・・・・・」

まぁ「・・・・・」

ラベ「それでねっそれだけだとただのもふもふちゃんで、
     プクリポちゃんと同じになっちゃうからーニーハイで
     美脚強調でーす♪」

ふち「(絶句)」

まぁ「アナタそれ正気？？」

ラベ「え？なになに？どーしたの？」










《心の声》


ふち「え。どーしよ新番組なのに。絶対視聴率とれるからって
     プロデューサーに泣きつかれたから引き受けたのに！
     主役が度を越えてモテを勘違いしてるじゃん。
     まとめられない！他の種族見るとかそのレベルじゃない。
     この番組進行できない！！！」



まぁ「コイツ。。。マジでモテセンスゼロじゃん。
     冠番組で勝負服着てこいって言われてそれ？！
     しかも理由『子羊で可愛い』！子羊がか弱くて男子が
     守ってあげたくなるとかそーゆーこと？！
     え、なになに？これマジ？それともアイドル意識の
     天然キャラ装い？！装いだ、うん。装いだよね！
     そう思わないとこの先何も出来ない！」










まぁ「私ピーコじゃないからさ、アレだけど。
     とりあえず違うと思うよ。」

ラベ「アレってなに？！違うの？！どこが？！」

まぁ「どこ、とかじゃなくて・・・ベクトル？」

ふち「ま、まぁそ、そ、そーですね」

ラベ「ええぇーーーー！ど、どうしよ。わかんない！
     ど、どこ？！教えて！ラベ子イズモーストパニック！」













《心の声》

二人「コイツ本気でわかってねーーーーー！！！
     番組進行できねぇーーーーー！！！
     他の種族見るとかそのレベルに達してねぇぇーーー！！
     モテたこと本気でないんだコイツ！
     無理！この番組無理っ！まずはピーコさんだよっ！！」











二人の受難はまだ始まったばかりだ。。。。