預り女「なんで私だけ・・・」
預り女「なんで私だけ声がかからない・・」
預り女「そこのバブルスライム、ちょっときいてよ」
預り女「きけよ!」
「は、はい」
預り女
「なんで私だけ声かけられないの?別にあのじめじめスライムが好きなわけじゃないし、別にいいんだけど、なんで私だけ声かけられないの?まじ意味わかんないし。便箋屋だって、もはや男だよ?なにそれ。私、あいつに負けてんの?どゆこと!まじで?そりゃさ、私は可愛くないので、告白されないのも当然かもしれないけどさ。でもさ、5才年上の宿屋のあの子は別れてもすぐ彼氏ができてんだよ。そりゃ美人でスタイルいいけどさ。でも結婚とか考えてないみたいで適当に付き合ってるのかと思えば高いプレゼントもらってたり全額彼氏持ちで旅行にいってたり。わかってるんだよ。私も見習って痩せてもっと女らしくすればいいって。でもプライドがジャマしてできないのよ。それにどうあがいても勝てない相手が目の前にいるのにムダな努力したくない。世の中って、まじ不公平。グチグチ言っても仕方ないってわかってるけど、今日みたいなことあってさ。もう今度の妖精集会いきたくない。いきたくない。いきたくない。」
「そうですね」
預り女「は?」
「なんでもないです」
預り女
「えーとなんだっけ。 そうそう。私も預り所長年してるけどさ。以前本部にいたときにさー。特ににらまれることをした覚えはないのにさ。常に私から声がかかるとものすごく迷惑そうな表情をする主任がいてさ。まえに有給を取りたいと願い出たら「あなたは仕事をしてないのに有給なんかあげられない。」と言われるの。まじおわってる。ほぼ1日中お金のやり取りしてる職場なのに、自分の受け持ちの大陸以外の仕事を主任や部長も含めて一切しないし。1年目は仕事ができない上に同時に3つの大陸からの出金手続きも重なって対応できるわけないと誰から見てもわかるのに主任は対応せしないし。そればかりか、ほかの大陸の預り所と電話で対応している最中なのに「電話鳴ってるよ、聞こえてる?」と全てやらせようとする始末。ただでさえ手が回らないのに「あれはやった?これは?この前教えたよね?」と質問攻め。結局主任に指摘されたことを先にしなければならなくなって、業務は回らないし、自分の計画通りになど一つも進まない。主任によっても指導される内容が違うし。それに加えて帰宅できるのはいつも21時か22時。帰ったら風呂に入って寝るだけの生活。メモをまとめ直したり一日の業務の復習などしている暇もないし。それに昨日なんてさ
「あのー。多分2年前にも同じ話を・・・」
預り女
「は?話きく気ない?」
「いや、なんでもないです」
預り女
「でさ、最近セクハラがニュースになることが多くなったのを見て、もしかして私もセクハラに合ってるんじゃないかなって思ってさ」
「全然話かわってませんか?」
預り女
「上司と二人で外回りをしている時にさ、宿屋の前を通る時に「休憩する?」って冗談で言われたりするんだけど、まじひくわ。」
「ゆうべはおたのしみでしたね」もNGワードになりますね」
預り女
「ばかにしてんの?」
「してないです」
終わりなどはない
ただただ歴史は繰り返す
Reジューンブライドの祈り
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