アストルティアには様々な金策がある。職人や日替わりクエスト、試練にキラマラ、釣り。アストルティアにはまだ私の知らない様々な金策がある。今日はみんなと福の神でふくびきを回していた。
プク『なんだよお好きなふんをお選びくださいって!!』
スペシャルふくびきを引いたチームメンバーのプク男が嘆く。どうやら9等を引いたらしい。あれってよく当たるからかばんがふんまみれになるんだよな、と思ってると、走ってきたプク男がフンを差し出してきた。
マリ『おい』
プク男『あげる』
私は仕返しにかばんに入っていた大量のうしのふんを倍に返してあげた。
マリ『あげる』
プク男『あああ!いいよ!もう売る!』
そう言うとプク男は焼けくそになりながら取引バザーに走っていく。フンを高く買う人なんているのか...と思っていると
プク男『1万で売れた!』
マジかよ、と驚いてると
プク男『さっきの返してよぉおお』
なんて生意気なことを言ってくる。あんなに邪魔そうにしてたフンを渡しといて今度は返してなんてどうゆうことだ、と思いながらも優しくて寛大な私は
マリ『仕方ない。余りまくってるからそれ含めてあげるよ』
プク男『マジか!』
なんて、ほんとは預かり所にパンッパンにつまったフンが邪魔だったので倉庫整理も兼ねて渡した。フンを受け取り、喜ぶプク男はまた走り出す。
プク男『ふははは、ざっくざくや!これで稼ぎまくれる!』
フン売り金策なんて初めて聞いた。そしてふんを手に入れてこんなにはしゃいでる人も初めて見た。
彼がフン売りのプク男と呼ばれるのはまだ先のお話。