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妖精図書館の大盗賊

マリサ

[マリサ]

キャラID
: LF144-036
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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マリサの冒険日誌

2024-03-03 17:58:50.0 テーマ:その他

推しを愛して

 皆さんには"推し"がいるでしょうか。推しとは、人に勧めたい、支持したい、憧れなど、たまに恋するまでの愛を向ける人物のこと。推しからしか得られない成分があって、それで心が満たされる人がお金を使ったりと、これはある種、心の薬なのかもしれない。今回は、クオードを愛する彼女のお話。※ver4のネタバレが含まれます。

______グレン城下町______

まこ『マリサ!見てみて!』

 いきなり話しかけてきたと思えば、まこさま(仮名)はわざわざ私の元へやってくると自分の装備を自慢するように見せびらかす。

まこ『じゃーん、クオード様とおそろ~』

 彼女はver4のキャラクター、クオードがとにかく大好きな中学生。ver4に突入してから明らかに彼女のテンションは上がり、きっとドラクエ10のモチベはクオードによって作り上げられているのだろうなと思わせられる。

マリ『おー、似合ってんじゃん。てか出たばっかなのによく入手したな』

まこ『お金かけちゃったからねぇ。えへへっ』

 その後も魔法の迷宮に行っても彼女はクオードの話をし続けた。推しの魅力がマシンガンのように出てくるので最早ガチ恋なんだろうなと思う。私は彼女のマシンガンを浴び続けた。

______数ヶ月後______

 今日はまこさまの誕生日。プレゼントはなにがいいかなぁって思って考えてみる。

マリ『・・・ダメだ、クオードのことしか浮かばない。クオード関連のもの…装備はもう持ってるし…』

 うーん、と考えてるとふと思い出した。彼女の家にこの前お邪魔したらクオードの像が20体程整列しているように置かれていた。その異様な光景にちょっと、いやかなり恐怖感を抱きながらもまぁ、こうゆう愛もあるんだな程度に留めておいた。クオードの銅像は自分が買わないと買えないものなので、お金をあげよう。

まこ『えっ!いいの!やったぁあぁぁあ』

 めっちゃ喜ぶじゃん…と思いながらお金を渡す。大体クオード10体分の値段。…なんだクオード10体分の値段って。

 まこ『さっそく買ってくるよぉー!』

 まこさまは走って像が売ってるお店まで行ってしまった。数分後、戻ってくると像を並べ出した。

マリ『なんか、さらに圧迫感があるな。』

まこ『いやいや、落ち着くでしょう?好きな人に見つめられるんだよ?』

 だとしてもこんなにいらないくない!?好きな人が30人に分身して見つめてくるみたいなシチュエーションがあってもそれは気持ちが悪くないか!?

まこ『はぁ、こうやってクオード様に囲まれて寝れるなんて最高すぎるよ…。マリサもほら。おいで』

 私も恐る恐る寝転んでみる。・・・いややっぱ寝れないよ…

まこ『いいよねぇー、こうやってクオード様に囲まれたら香りも漂ってくるよねぇー』

 香り漂ってくるの!?もうそれ幻臭じゃん!

マリ『まぁ、でも、死んでほしくはなかったよな…生きててほしかった』

 クオードは姉のメレアーデに看取られながら、命を落とす。最後にエテーネルキューブと、彼の想いを姉に託して。

まこ『何言ってるの?』

マリ『え?』

まこ『クオード様が死ぬわけないじゃんw』

 あれ?まこさまってストーリークリアしてたよな…と思ってると

まこ『ラスボスもクオード様と戦えてかっこよかったよねぇ~!最後は主人公とクオード様が結婚して to be Continued…だなんて次のストーリーは結婚生活なんだろうね~!』

 どうゆうこと!?違うIF世界線にでもいるの!?まこさまだけが体験してる物語があるの!?

まこ『あぁ…次のストーリー早く来ないかなぁ。待ち遠しいよ夢の結婚生活…』

マリ『え、あ、お、お、そ、そうだな』

 まぁ、これはこれでいいか。うん。いいか。現実から目を背けたくなるようなこともあるんだ。 
  

 数ヶ月後、ver5が出て、まこさまにも楽しんでる?と聞いたら

まこ『なんかね~、夢の結婚生活かと思ったら魔界に来ちゃったんだよねぇ。』

マリ『うんうん』

まこ『でも大丈夫。クオード様は強いから敵ばっさばっさ倒してくれるからね。えへへ』

 やっぱ違うストーリーしてるよ!

____________

 あれから数年経った。彼女はまだクオードのことを好きでいるだろうか。推しというのも案外コロコロ変える人もいればずっと愛し続ける人もいる。彼女はどちらなのかはわからないけれど、もし好きでい続けているのだとしたら、彼女の家の中はクオードの像でパンパンに満たされているだろうし、ver6でもクオードと冒険してるのだろう。推しを愛している彼女の笑顔が目に浮かんだ。




 
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