ver7ももうすぐ。新しいverというのはやはりワクワクするものだと思う。ver4.0が出た2017年11月16日も、私は期待を胸に過去のアストルティアを冒険していた。その後あんなことが起きるなんて、その時の私には想像もつかなかったんだ。(そんな大事じゃないです)
______王立アルケミア______
マリ『結構進んだな、まだ続くのかな?』
もこ『どうでしょうね』
相棒と一緒にver4.0を当日に進めている。途中、強い敵に出会いながらも、なんとか貧弱装備でここまできた。
マリ『よし、すすm』
通信中…
突如画面が真っ暗になる。またか、と内心思いながら、またログインを試みる。当時使ってたゲームハードでは、ドラクエ10がすごく重くて、よく落とされていた。今回もそうだと思っていた。だがしかし
ゲームに既にログインしています
心臓の鼓動が早まる。いつもと違う表記だ。既にログインしている…?そして私の頭の中に渦巻く言葉『乗っ取り』。そしてそうなってしまって今一番危険なのは私と仲間を組んでる相棒だ。
ここはA連打だっ。画面に『既にログインしています』の文字が10回は繰り返し出た頃だろうか。ログインできた。キャラクター選択をし、再び世界に降り立つ。やはりさっきまでいた場所に相棒もいない。と思いきや
もこうがログインしました
マリ『もこう!』
もこ『すみません、落とされました』
安心しきったとこで不思議な点が出てくる。同時に落ちたこと。
マリ『まあ、とりあえずすすm』
進もうと走り出すも、私の足は進んでから止まらず、勝手に走り続けて壁に激突して止まる。
もこ『…なにしてるんですか?』
マリ『体が勝手に!?言うことをきかないだと!?』
ここで私はまた世界から落とされる。また数分後戻ってみるとまた相棒もいない。
マリ『なにがどうなって…』
セン『『なんや…これは…』』
フレチャで明らかに様子のおかしい腐れ縁のフレンドが話しかけてくる。
マリ『もしかして、重い?』
セン『あぁ、でもいつものとは違う。すぐ落とされる』
私と相棒とセンシは同じラグラグゲームハードを使ってるのでラグの強敵さをお互い知っている。だが、今回のラグは一味違う。私達がいつも戦ってるラグが風邪だとすれば、今回はインフルエンザぐらい違う。何言ってるんだ、と思われるかもしれないが私自身何言ってるかわからない。
セン『とりあえずストーリー進m』
センシはまた世界から落とされてしまった。また一人ぼっちになってしまい、どうしようかと考える。走ってもまた壁に激突するだけだしな。王都キィンベルまで戻るか。
私は新しく手に入れたエテーネルキューブを使った
______王都キィンベル______
キィンベルまで戻るとさっきまでゲーム攻略のためにいた人達が多数いなくなっている。そしてポツリポツリとまた人が消えていく。
マリ『世界の終わりか…?』
ドラゲナイ
レミ『『ちょっとマリサ!!これどうなってるのよ!!まぁたあなたの仕業でしょ!!!どうせまた魔法失敗したんでしょ!!』』
フレンドのドアノブカバー吸血鬼がいきなり怒声を浴びせてきた。
マリ『ちげぇってぇ!!なんでもかんでも私のせいにすんな!』
レミ『じゃあ、なんなのよ!これは!』
ぐぅぅ!!こんなに多数の人がラグを感じてるなら運営からも何かアクションがあるかもしれない。すぐに情報を確かめる。
……あった。ゲームからログアウトされることがあること。そして全サーバーメンテナンスを行うこと。
やはり私達だけじゃない、全プレイヤー落とされてるのか。
マリ『いいか、レミリア。メンテナンスが入るらしい。大人しくログアウトした方がいいぜ』
レミ『あら、そう。仕方ないわね。じゃあ出直してくるわ。疑って悪かったわね』
そう言うとレミリアはログアウトしていった
セン『ぬぅぉぉぁぁぁぉぉぁぁああ』
雄叫びをあげながらセンシは這い上がってきた。
セン『何度落とされても…何度だって這い上がってやる』
マリ『センシ、メンテ入るって。みんな同じ。だから、ログアウトしときな、OK?』
セン『NO』
マリ『なんでだよ』
そう思ってると相棒もまた来た。
マリ『もこう、メンテだって私達も落ちよう』
もこ『はい』
その後、フレンド数人にこの状況とメンテのこと伝えて、私達はログアウトした。その後もセンシは奮闘してログインを試みたが、メンテを喰らってしまい結局大人しく私達とモンハンするのでした。
大規模なアップデートだから仕方ないこと。これも一つの思い出だと今は思ってる。ver7も色んな意味で何があるかわからない。皆さんも良き新たな旅を