私は好きにした、君らも好きにしろ。

シン・ゴジラ集会に参加してきました。
実に盛り上がった会でした。あのシーンはこれがよかった、あれが最高だった・・・などなど。会場の名前が巨災対になってたり、主催さんの服がスーツだったり、コンシェルジュの台詞がそれっぽかったり、水槽がどう見てもアレだったりとネタもしっかり完備しておられました。GJ。
批判:絶賛が0.5 : 9.5くらいだったんじゃないかと。それくらい面白い映画なのです。
普段はリアル生活に関することは別所で呟いてる自分ですが、この作品だけは多くの人に見てもらいたい。そう思わせる何かが、この作品にはあります。
なので、今回は全くこのゲームと関係ないことを書きます。
多分、何言ってんだコイツとなると思いますが暇潰しにでも読んでください。ネタバレは抑えてあるんで。たぶん。
おそらくこの日誌を読んでる自分のフレチムメンの半数はゴジラに対して「なんか黒くてデカい火を吐く怪獣」くらいの認識しかないと思います(今この文を読んでるアナタのことですよフフフ)。
そんな人にこそ見てほしいのがこの「シン・ゴジラ」。
現実の、何の超技術もない、至って普通の日本にゴジラという巨大な生物が現れた時日本という国はどう動くのか?どうやってゴジラに立ち向かうのか?「虚構(ゴジラ)」に対抗する「現実(ニッポン)」というテーマを、真正面から、超綿密に描いた作品がこのシンゴジラです。
ゴジラというファンにとってはあまりにも多様化した概念。それを正面から、なぜ誰も思いつかなかったんだと言わざるを得ない手法で木っ端微塵に打ち砕き、ゴジラに対してイメージを持たない人にも強烈な印象を、恐怖を、畏怖を。絶望を植え付ける。それが今回のゴジラ、「シン・ゴジラ」。
勿論ゴジラによって恐れさせるだけではありません。様々な問題に板挟みにされる主人公達が、日本という国を虚構から守るために死力を尽くし、戦う。この国も捨てたもんじゃない、例えどんなことがあったとしてもきっと乗り越えられる。そんな希望も与えてくれます。
絶望に次ぐ絶望。明かされるゴジラの秘密と、それに抗う日本。
かつてないゴジラが、いや怪獣が。きっと表現し難い感情を与えてくれるでしょう。
見終わった後、あなたの心には「現実(ニッポン)対 虚構(ゴジラ)」の意味が、刻まれているかもしれません。
主催さんが飾っていたこの水槽、すごく意味が込められてると感じました。
シン・ゴジラと初代ゴジラを見れば、きっとわかると思います。