やった・・・!
家がウェディ風になった!!
芝生の庭か砂利の庭でかなり迷ったけど、涼しげで手入れのカンタンそうな砂利の庭にした。
大工のイェーラさんが立派なヤシの木も植えてくれて、何にもない庭が少し華やかになった。
家具もやっぱりウェディ風♪
うるわしの浜辺地区で買ったタンスとベッドを運び入れる。
ホントは・・・レーンの村で見た赤いサンゴを取っ手にあしらった家具が欲しかったけど、ジュレットには売ってなかった。
ウン、でもこれもステキ!
「やったね!ウェディ風になったね!」
「おうよ!トン、いろいろありがとねっ!アタシがいないとき、タンスとベッド自由に使っていーから。」
「やったーーーー!アジトーーー!宿代浮く~♪」
はしゃいでいるトンを横目に、アタシは改めてウェディ風になった自分の家をながめた。
アグラニより長く住むことになるかなぁ・・・。
未来のことをちょっと想像しようとしたけれど、何にも思い浮かばなかった。