むかし むかし あるところに浦島ティア郎という漁師が住んでいました。
ある日のこと、昼寝がしたくて浜辺を歩いていると一匹の亀が、子供達に食べられそうになっているのを見ました。
『これこれ、ここは僕の大好きな昼寝場なんだ。汚れるからやめなさい!!』
ティア郎が激怒したことで子供達が逃げていき、亀が助かりました。
亀
『ティア郎さん、助けてくださりありがとうございます。是非お礼をさせて下さい。』
ティア郎
『僕は昼寝で忙しいから帰ってくれ。』
亀
『お礼をさせて下さい。気が済みません!!』
ティア郎
『うるさい亀だ…。投げ飛ばしてしまおう。』
亀を海の彼方へ投げ飛ばし、ティア郎はゆっくり昼寝をすることにした。
『お礼をさせろと言うとるんじゃ。』
『ゴボボボッ……』
ティア郎が深い眠りについたのを見計らい亀が戻ってきて、ティア郎を海へ引き摺り込んだ。
ティア郎はこうして竜宮城へと招かれるのであった。