採掘場で鉱石の後処理ができるようにする・・・。
うーーーん。
何から手を付けたらいいんだろう。
途方に暮れて郵便局へ行くと、さっそく親方から手紙の返事が届いてた。
親方がグレンに来てくれる!?なんて、期待をしながら封を開ける。
-----
トン、元気にしているか?
手紙読んだぞ。大役を任されたそうじゃねぇか。
まぁ、オレを頼ってくれるのはうれしいが、せっかく引き受けたんだ、お前がやってみろ。
オレもアグラニを空けるわけにはいかねぇからな。
-----
そんな!親方ーーーー!
涙目になりながら、二枚目を読む・・・。
-----
わりぃが、アクロニア鉱山の設備は、長い時間と労力の上にできあがっている。
そんなカンタンに同じものは作れねぇぞ。
だが、アクロニア鉱山には必要でも、グレンには要らないものもあるだろう。
労力と資金と時間には限りがある。
その限りある資源を元に、グレンの採掘がよりよくなるような設備、方法を考えるんだ。
こんな大きな仕事だ。ひとりでするわけじゃないだろ?
オレよりも、そこで働いている人たちにいろいろ訊いてみろ。
きっと、道が見えてくるさ。
-----
親方・・・。
親方が来てくれるわけじゃないのに、不思議と不安が小さくなっていた。
まずはアクロニア鉱山の採掘を紹介しよう。
どのあたりが一番困っているかも訊かないといけないな。
うん、それからみんなで一緒に考えよう。
不安の中から少しワクワク感を感じ始めていた。