私はトウガラシ。しがないスーパーの売れ残りさ。だが私はこんなスーパーに留まるような野菜ではない。なぜなら私はトウガラシなのだからッ!
昨日のことだ。半額のシールを貼られた私はスーパーを飛び出した。その時に猛獣に出くわしてしまった。
猛獣だが無邪気で可愛らしい獣だ。おや、そんな集まって何かな?
あつつつつつ…こらこらおたむわれがすぎるぞ、黒こげになってしまうではないか。焦げてしまう前にやめるのだぞ。
しかしそんな声も届かず、私は焼かれた上にかじられてしまった。
コ ノ ウ ラ ミ ハ ラ サ デ オ ク ベ キ カ