8月下旬、私は別チーム所属の末っ子を、一時的にDLへ編入できないかとリーダーに相談しました。当時のチームレベルは49。リアフレであるリーダーは反対しなかったけど、その時に言われたことが心に残っています。
「チームを出て、戻った途端『辞める』って言われるのは寂しいと思うよ」
相手チームのリーダーだったらどう感じるか、残り短い時間をチームと共に過ごしたら? と言う配慮は伝わってきました。
チームを運営するリーダーの気持ちもわからなくありませんが、私の中の意識は少し複雑でした。やりたい事の1つに「DLのチームレベルを50まで上げたい」が含まれていたからです。今のペースで行けば、私のキャラ4人で10月頃までに到達できると読んでいたからです。
同じプレイヤーが育てたキャラであっても、リブシェ・クルガン・ククリの3人はリアフレの多いDLの一員です。DQⅩの世界では遊べなくなっても、リアルで連絡を取れる間柄です。
しかしヘイズルは別です。彼は知り合いのいないチームに在籍し、1年を掛けてメンバーと関係を築いてきました。DQⅩを終えたら二度と会えないのです。最後の瞬間をチームの一員として終えたいと言うのは、確かに身勝手かもしれません。でもそうしたかったのです。仲良くなった、お世話になったメンバーに同じ仲間としてお別れを言いたかったからです。だからDLへの編入は一時的なものであり、彼の所属は最後まで無双にあったのです。
メインが在籍するチームに助っ人として参加するので、一時的にこちらを離脱すると無双のメンバーに伝えました。隠す必要はなかったので、理由は正直に話しました。チームレベル50にしたら必ず戻るとサブリーダーに伝え、私のキャラ全員が一時的にDLに集結しました。
目標は三週間で達成され、9月中旬に彼は元のチームに戻りました。
リブシェたち3人は、ソロでver3ラスボスを弱い・普通・強いで倒しました。
残るヘイズルは4人パーティで「強い」を選択して勝利したいと願っていました。レベル平均98〜99&特訓でスキルポイントに余裕のある3人と違い、ステやスキルが足りない彼が「強」で大丈夫か、不安を感じていました。
過去のverラスボスはキャラの1人は必ずパーティを組んで戦っていたので、今回はヘイズルに役目を担当させました。ストーリーボスを仲間と倒す醍醐味を、最後に味わいたいと思っていました。
書き置きに最終戦のメンバー募集を呼びかけつつ、フレにも進行状況を尋ねてみました。そうした中、最近特に一緒に遊ぶ仲のフレで未クリアの人を発見しました。
2017年11月11日23時、パーティを組んでラスボス戦開始。1回の全滅はあったものの、無事ver3ラスボスを「強」で撃破! 私の旅は完結しました。
全国のDQ好きがアストルティアに集い、一緒に笑い、泣き、悔しがり、楽しんだ5年間。これからも付き合いのある人、いつの間にか去って行った人、私からお別れを告げた人、いろいろありましたが、このドラゴンクエストという作品が好きで本当に良かったです。
出会えた全ての冒険者に感謝を。素晴らしい5年間を有難うございました。
ご武運をお祈りします。どうぞ良い旅を!