1988年2月、FC版DQⅢが発売されました。あれから間もなく30年、DQⅢにまつわる思い出を語りたいと思います。1988年はぎりぎり昭和、ファミコンブームやDQⅢフィーバーも、バブル時代を彩る出来事でした。
●FC版→発売当時は小学生。ゲーム機を持っていなかった私は雪降りの中、近所の友人宅に自転車で駆けつけた記憶があります。発売日に買えなかったクラスメイトが数名集まり、正座してOPを見守っていました。モニターに映し出された、黒い背景に白文字の画面は忘れられません。
Ⅲの思い出で外せないのがラスボス戦。友人宅にお邪魔して遊んでいた時、手に持っていたビーチボールを放り投げて、FC本体に接触させてしまった私。衝撃に弱いFCに何かが当たれば何が起きるか、お分かりですね?
部屋に響く友人の悲鳴、そして怒号。次の瞬間、私は友人宅を追い出されました。その後『光の玉より強いビーチボール事件』として、友人の間で語り継がれるようになりましたw
30年前は便利なインターネットもなく、後日ラスボスを自力で倒した友人のプレイを見届けてながら、私も隣で感動していました。
●SFC版→大学時代に上京して、初めてゲームをする機会に恵まれました。FC版DQⅠからのファンですが、我が家はアニメとゲームが禁止されていたので、およそ10年間は見るだけ状態でした。
SFCのリメイクⅢは個人的に、オリジナルのFC版を凌駕する出来だと思います。自分の記憶の中のⅢがパワーアップして戻ってきたのが嬉しかったし、何より自分でプレイできる楽しさがあったからです。
全呪文・全特技取得のLV99キャラ育成など、とにかく遊び倒しました。
●GBC版→これもプレイ済み。GBC版オリジナルの要素のモンスターメダルと、追加ダンジョン&ボスもコンプしました。あるモンスターのメダルが異様に出なくて、通信ケーブルを使った交換も出来ず、苦労した思い出があります。
GBC版限定ボスを撃破すると貰える『ルビスの剣』が、全職業・男女不問で装備可能かつギガデイン無制限とチート級なのに、全く話題が上がらず寂しかったです…
●Wii版→DQシリーズ25周年記念で、WiiからFC &SFC版Ⅰ〜Ⅲのセットが発売されました。本体はこのソフトが目当てで購入したようなもので、当初DQⅩのプレイは考えていませんでした。
閑話休題。年に不足のない大人になった私が、小学生時代に眺めるだけだったあのFC版をようやくプレイできる、と興奮したものでした。SFC版は過去にクリア済みだとしても、原点を遊べる嬉しさは格別でした。
モニターに表示された、あの日と同じシンプルなOP。
「そうだよ、こうだったよ!」と激しく頷いていました。
過去のFC版と違い、最後まで冒険の書が消える事はありませんでした。
勇戦僧魔の王道パーティで、ザオリク取得前にゾーマ撃破。安定すぎるだろ…
勇武賢遊の変則パーティでは、バラモス戦で勇者がベホマを覚えるまで全く歯が立ちませんでした。遊び人の使えなさに戦闘中キレそうになりながら、なんだかんだで楽しませてもらいました。