リブシェの冒険日誌

ver1は職業が12(戦・僧・魔・武・盗・芸、バ・パ・レ・ﾏｾ・賢・ス)しかなく、またレンダーシアに上陸できなかった事もあり、スキル上限が100だった時代です。レベル上限も75程度、レベル上げの手段や金策が乏しいし、メガルーラストーンは遥か後の時代の産物、ドルボードはソロ用でブースト機能もタンクの拡張もない、ないない尽くしの時代でした。


改めてクエストリストを眺めると、移動手段が限られていたのに各地へ容赦ないお使いクエがあったり、必要な素材の数が尋常でなかったりと、初期のDQ10は本当に泣かされました。


必須クエストが減ったとは言っても、ボスに挑戦するまでの行程の長さに、辟易する冒険者もいると思います。現在の緩和されたシステムしか知らない人からすれば、藤沢Ｄ時代の10は到底無理だと思うかもしれません。
未来の事はいざ知らず、当時の私たちは文句を言いつつパーティを組み、ルーラ石を融通しあって協力しながら、クエストを進めたものです。


ちなみにあるストーリーで触れられる【ゴフェル計画】なる言葉は、この時点で既に言及されていました。後に某所で耳にした時、ベテランプレイヤーはにやりとしたでしょう。


もう一度、写真を見てみましょう。一部ドレアをしているキャラもいますが、大体のメンバーは装備している物をそのまま見せています。当時はドレスアップの方法が頗る厄介で、今のようにマイコーデ機能も姿見もなかったし、便利ツールでドレアを考える事など出来ませんでした。


今でこそヒルズだマイタウンだ、１億２億のＧが飛び交う世界ですが、あの頃は1000万Ｇも資産があれば“大金持ち”と羨望の的でした。私の古いフレで木工職人で稼いでいた人がいたけれど、災厄用にパラ装備を700万Gかけて揃えたと言っていました。今のＧに換算すれば、最強の聖守護者用の装備に数千万出した、と言っても大袈裟ではない話です。
私はやっとの事で200万Ｇを捻出したけれど、必要とされる耐性をほぼ揃えられるようになったのは、【夢現編】を待たねばなりませんでした。


ver4で敵が装備を落とすようになり、また装備をタダで入手できるコンテンツが実装されたので、バザーで揃えなくても何とかなる時代になりました。しかし昔はそうではなく、限られた予算の中で何を買うか、本当に悩みに悩んだものです。
相手は多彩な技を誇るボス、どの状態異常を防ぐか。また挑戦する職業で要求される数値はクリアしているか。メンバー間で何度も話し合いが持たれ、場合によってはコインを持ち寄ってアクセを揃えたりしました。


ちなみに私は右から２番目、あの“ゴシックセット”を着ている貴重な１枚です。フレの中には、私がゴシック下に難色を示している事をご存じの人もいるでしょう。この時は別チームに所属するフレのお手伝いに急遽駆け付け、足りない僧侶を担当したので、ドレアが間に合わなかったのです。


師団長にゴシック、星屑の剣にオニキスの魔剣etc…金策用の結晶装備ではなく、当時は主戦力として活躍したものばかりです。ちなみにこの後、ゴシック一式をドレアしたんですが、今でもマイコーデに登録してあります。