前置きが長くなりました。ではいよいよ、長編クエストの中核に迫りたいと思います。
今は強戦士の書を使い、マッチングしたら最初のフロアの石碑に触れ、さくっとボスの目前に移動してご対面、となるでしょう。昔は現地の落陽の草原まで飛び、そこから旅立たねばなりませんでした。
パーティが2組なので左右に別れ、道中の敵を全滅させて次に進む。途中強めの敵がいたら4人は応援など、時間と戦いながら奥を目指しました。
設置された石碑も、最初は一度クリアした人だけしか使えなかったので、パーティに初挑戦の方がいると、ショートカット機能は使えませんでした。現在は初挑戦の人もボス前に飛べるので、美術班が気合いを入れた光景を知らないと思うと、ちょっぴり残念に感じます。
先ほど救済措置云々と語りましたが、実はこのショートカットできるエリアに、今は受注できないクエストに登場するボス2体が配置されています。
私は後から始めた2キャラについて、このボスと戦って「みやぶる」もしたかったので、この長い行程をソロ+サポ3で踏破しましたw 肝心のボス戦が5分もかからないのに、道中が45分くらいかかったと記憶していますww
時間制限つきのボスゆえ、敵の体力を削れずタイムアップを迎えたり、全滅も珍しくありませんでした。しかも始めの頃は、スタート地点まで戻されたんですよ? ボスに再戦するため、あの長い道程を再び辿らなくてはいけなかったんです。さすがに途中から、ボス直前の扉前に戻されるよう変更されました。
ここで全滅を経験するのは、今となっては余程の制限を課さない限り、却って難しいのかもしれません。
今はLVの上限が112、職業が19、武器スキルが200もあれば、8人が全力で戦って1分で倒れるような相手です。繰り返しますが、当時は全ての上限が低かったので、災厄の王は歯応えのある強敵でした。今の呆気なさを思えば、リアルタイムに適性レベルで戦えた、苦しくも一番楽しい時期を過ごせた私は果報者かもしれません。
古参勢の「昔は良かった」ではありませんが、思い出は美化されてしまいます。この日誌を書きつつ、当時の記録を綴ったノートを読み返したり、広場の右バナーにある『DQXの歴史』を辿ると、パーティを組んだ時のやり取りや、ボスまでの長い道のりで話しあった事、全滅して外まで放り出されてリベンジを誓い、また勝利を掴み取った瞬間を鮮やかに思い出せます。
リアルタイムであの時を駆け抜けたプレイヤーは、今となっては数少なくなりました。ここに写った人も、今では交流が途絶えてしまいました。
当時の熱狂を今のミッションで再び味わえるか? 4桁ダメージが飛び交う現在、ヒリヒリとした接戦は望むべくもありません。たとえ同盟を断っても、災厄の王の強さは4人でも十分戦えます。
ちなみに4thキャラがLV90くらいのパラ、同アカのキャラをサポに雇い(職業は適当、LVも100ちょいだった)、同盟を組まずに真・災厄の王を5分前後で倒しています。
果たしてパーティ同盟のミッションはクリアできるか? ベテランプレイヤーは日課で戦いつつ、後続の頑張りをひっそりと応援しています。