明けましておめでとうございます。リアルでの初日の出は拝めそうにない予報が発表されているので、アストルティアで撮影した写真で替えさせて頂きます。
2020年は、地球に生きる我々にとって深く記憶された1年であったと思われます。新型コロナウイルスの出現により、世界の日常は揺れ続いています。これまでの常識が通用しない、いやがおうにも変化を迫られる事態に陥りました。
先行き不透明な未来に、途方にくれるかもしれません。しかし目先の困難に目を奪われてはいけません。その時は視点を遥か未来に投げ掛け、後世に生きる人々にとって、21世紀に生きた我々の振る舞いがどう映るか、少し想像を広げてみて下さい。
時は平等に流れるし、太陽もまた昇ります。
今を生きる皆さん、この瞬間がいつか思い出として振り返られますように。
追記:2020年のメディアはコロナの話題で埋め尽くされ、情報が錯綜しました。明らかにデマと判るものから、一見では真実としか思えないもの等、混乱が生じていました。
私は過去に情報学や社会学を修めているので、不確定な要素に左右されないよう、メディア(ここでは特にネットを指す)から距離を置いていました。
去年最も印象に残ったのが、D・デフォー著/小学館『ロンドン・ペストの恐怖』です。この本は本棚にあったものの、内容をうっすらとしか覚えていなかったので、この機会に読み返してみました。
流行した病の種類、時代や地域など置かれた状況は異なりますが、人の営みを知る上で示唆に富んだ内容でした。平易な訳文で書かれているので、お正月に読んでみては如何でしょうか?