レイジーラナの冒険日誌

初めまして
奇蹟の英雄　アキ・ルナフェクト
いや　今は
真なるヒトと呼称した方がいいのかな？

僕が
クレイシア・チルドレン
作者討伐のために集められた
子供さ

僕たちの悲願を叶えてくれてありがとう
君が作者の力を封印してくれたおかげで
僕たちチルドレンの役目も終わった

そして捨てられた

作者の支配の力に怯える必要はなくなった
なら僕たちは何をすればいい？

ラクシュマリ・レムナントは
どうしても僕たちの力が必要だった
作者の支配の力の前では
作者のノートの世界に
ペンによって生み出された存在は
抗うことはできないからね

だから
ノートの外の世界に生きる
僕たちが集められた

なぜ子供を集めたって？
君は子供の頃の記憶が
どれだけある？

要は
都合の悪い事は忘れてくれるよう
仕組まれたからさ

でも僕は忘れなかった
あれだけのことをされたんだ

僕たちにとって
ノートの世界で起きた
作者による支配の事件
そんな
どうでもいいことのために
勝手に連れて来られた

僕たちは
本当に産まれた世界があった
本当に育つべきだった惑星があった
僕たちを産んでくれた家族が居るはずだった
本来ならあるべき未来があるはずだった

もう僕には
どこが僕の産まれた惑星なのか
世界なのか家族なのかも
わからない

教えてくれよ　本当を
僕には　それが　わからない

アキ・ルナフェクト？
なぜ　君は笑って居られる？
君も
プロジェクト　チルドレンによって
集められた子供たちだと言うのに

まんまと
ラクシュマリ・レムナントに
勝手に連れて来られ
都合の良い情報を与えられ
戦士として育てられ
作者の力を封印した

全部　そう仕組まれたことなんだよ？

奇蹟の英雄？
真なるヒト？

それも全部
ラクシュマリ・レムナントの
手の平の上で踊っていたにすぎないさ

奴は目的が達成されても
僕らを本当にあるべき世界に
帰してもくれない
そのまま捨てられた
どう帰ればいいんだ？
それすらも　わからない

だから復讐する

ラクシュマリ・レムナント
その者も
ラクシュマリ・レムナントの愛した世界も
すべて破壊する

君にも協力してほしい
アキ・ルナフェクト

いや
ラムスクロウから連れ出されたチルドレン
君の本当の名前は
レディカ・パダム


グレンハム王国　王城

ロファ「プロジェクト・チルドレンは達成された
　　　　だからこそ
　　　　集められた子供たちが
　　　　今　何をするか　わからない
　　　　アキは　どこ？」

アズベス「そういえば
　　　　　今日は姿を見てないな」

クルーゼ「想い想い合い想いを共有する
　　　　　真なるヒトなら　それができる
　　　　　クレイシアの心に訴えかけることだって」

ロファ「それが通用する人間だったら
　　　　ルイジェネウスを破壊しないわ！」

ロファ「急ごう
　　　　次はバハメクト・ヴォームが
　　　　狙われる


　　　　　クレイシアは
　　　　　封印された作者の力を
　　　　　目覚めさせるつもりよ！！